「ホーム 深夜」を含む小説

夜桜を見ていた夜光（やこう）と誠児（せいじ）は不思議な光を放つ洞窟から人の心でできた【心界】という異世界に迷い込んでしまった。 そこは戦争で失った魔法の代わりに、機械で成り立って…

九重好永は恋愛SLG「運命の庭～ジャルダン学園物語～」通称ジャル学の悪役令嬢リュディヴィーヌ・ルモワーニュが好きだった。それはもう好きだった。愛していた。 しかし、彼女は悪役令嬢…

　七月の期末試験前、久しぶりに大学に行って授業を受けた帰り道、駅のホームで僕は、少女が今にも線路に飛び込もうとしているところを助けてしまう。 　彼女はキキョウと名乗り、魔王を討…

ほんの他愛もない瞬間を切り抜く。 その役割は写真が担ってくれていると思っています。 しかし、その役割を小説で表現するとどうなるだろうと思って書いてみました。 特に何も起こらないで…

今日も老人は一人、月面のクレーターホームに落下する彗星を数えながら深夜ラジオを聞いている。

　そんな俺はある夜、気付くと駅のホームにいた。それまでの記憶がないまま、唐突に、放り込まれたように。見たこともない駅だ。だから夢のようではあるが、どうしても夢とは言い切れない奇妙…

　画廊に勤める賀美原蓮乃（かみはら　はすの）は、昔から神殺しの夢を見ていた。 　ある日、友人・美織（みおり）の部屋の押し入れで、白い糸が巻かれた人型の御札を発見する。それは山奥の…

そろそろ終電になる深夜の駅のホーム、電車を待っているのは僕だけで、他にいるのは外灯に集まってきた羽虫くらいだった。そんな誰もいないはずの駅のホームで、僕は可愛らしい女子高生と出会…

残業続きで疲れていた。駅のホーム、ベンチに座り電車が来るのを待っていた ※「小説家になろう」にも掲載しています。

【カクヨムWeb小説短編賞2020　中間選考通過作品】 　深夜二時、駅の四番ホームに『冥界行きの列車』が姿を現す。列車の扉が完全に開くまでその場にいると、駅員らしき男に無理やり…

２年前に妻が行方不明になった。 最後に彼女が目撃されたのは、深夜の駅のホームだった。 彼女は電車に乗り込み、どの駅でも降りなかった。 以来、僕はそれと同じ時刻の電車に乗って帰るこ…

　私の名前はワトソン。ブルーノ・J・ワトソンという。 　私は、ここ地球に住む人間という生物に、とある実験を施した。 　実験の名は、ジェリーフィッシュ実験である。 　これは、ワ…