「スペクトル」を含む小説

近未来の巨大学園都市——『アウリオン』。 そこは数多くの学園が集まり、技術や軍事力などの大きな影響力を持つ大学園を筆頭に自治がなされる場所。 とはいえその本質はあくまで、学生たち…

目が覚めると、ぼくは知らない場所で寝ていた。 確かぼくは重い病気にかかって、家族みんなに見守られながら眠ってそれで――。 後から知ることになる。ぼくは魔法のある世界の、女の子に転…

二〇二四年現代日本。 すっかりホラーやB級は「本当に霊はいるのでは？」という幻想とグレーゾーンがなくなり、マニアやイタズラ、金銭目的の欲望などが交差して今までに前例のない世界とな…

近代以降の日本風の異世界で巻き起こるいくつかの怪奇現象と、それを取り巻く人間の話です。基本はコメディです。優等生とかはあまり出ないです。 しばらくはオムニバス形式です。どこから読…

　梅雨のある日、高校二年の山城涼は放課後の図書室で勉強をしていた。というのも、一週間後に期末テストが実施されるからだ。 　そして区切りの良いところまで勉強を終え、帰宅しようとし…

Oh! Be A Fine Girl, Kiss Me... 三年生の先輩一人と、二年生二人だけの女子高校の天文部。 夏休み、夜通しのペルセウス座流星群観測のあと、二年生の暁美は…

パレットの上を渡り歩く少女のはなし。 夢月七海様、モリアミ様の自主企画: 参加用作品です。 『結局いつも、一方通行』(著:頭野 融) の世界観に準拠しています。

「なぜ、人を殺してはいけないのですか」 人工脳研究の第一人者である永久乃数一博士は、謎めいた問いを残してこの世を去った。 サイエンスジャーナリストの九條ヒナコは、事件を追いかける…

—— 魚は、実に美しかった。その細かな鱗は微かな燐光を発し、チカチカと明滅する。水面は陽光を反射して、スペクトルの欠片が、燐光と共に舞っていた。 清涼かつグロテスク、幻想的な短…

何処にでもいる姉妹、壬空と英枝。 思考はイッチャてるけど、表に出さないように、それを密かに衝動のままに書き溜めた姉妹だけの秘密の日記。 通称・キ○ガイ日記に、偶然にも月のムーン…