キ○ガイ姉妹の世界一過激な脳内日記

春ウララ

予告

今日の日記。妹・英枝








日本人は糞だけど、日本語は世界一美しい言語だ、音も形も。


たった20数個の単調な形で作られた退屈な英語や(音は良いが)、

音が蟇蛙の鳴き声のようで耳ざわりでしかない中国語 (それだけ)、

が世界的に多く使われている言語だが、日本語がそれらに劣っている点は一切ない。

広まらない理由は単純、難しいから。

日本語を正しく使えない人間は死滅してしまえば世の中は平和になると私は考えている。自然と阿呆が消えるからだ。私が開発するのは、日本語を愛せない話せない人間を死に至らしめるウィルスである。繰り返すが日本語を話せないではない、正しく日本語を使えず、愛していない奴等も死滅対象だ。


英語がかっこいい? 死ね。


薔薇が書けない? 死ね。


りょ! 死ね。


フォロバお願いします。死ね。


グローバル化した今の現代日本人は英語を話せないとと、日本語を正しく話せない日本人が高説を唱えていらっしゃいますか?

"~化"という言葉に"今"という言葉は合いませんよ。

死ね、死ね。


国語と英語は統一して言語という授業に変えてしまえばよい。


ババア、ジジイ? お婆さん、お爺さんだろ低知能な若者よ。死ね。


俺らの若い頃は・・・。いや変わらないよお爺さん。死ね。


とまあこんな感じで、私の独断と偏見による判断基準を搭載した人工知能がウィルスを開発してくれればよい。



何故、今までの、私作日記の登場人物の名前を少し変な名前にするか。

簡単なこと。よくできた小説や脚本に見られるのと同じ理由だ。

他人に見られる以上、あり得そうな名前をつけては、実在の人物に不快感を与える可能性がある。

例えば、『ロリータ』に出てくる少女性愛者の名前はハンバート・ハンバート。

もし、彼の名前がジェームスや、スミスのようにありふれた名前だったなら、訴訟大国アメリカでは大変なことである。お前の本に出てくる変態のせいで俺は少女フ○ック犯で捕まったとかね。


日本人なら簡単だ。例えば鈴木翔太。絶対に10人はいるであろう名前。もし、電○男の本名がそれだったなら、ヲタク、ヲタクと学校で苛められるであろう。鈴城升太、寿々木翔太など絶妙にありふれた名前を変えるセンスは尊ぶべき作者の才能だ。


最近の下らない作品には刹那とか、昴とか、黄泉とか、

いわゆる厨二病的なクソネームも多々見られる。その時点でその名前を考えた作者は才能の欠片もない、

作者は登場人物の親だ。親が子供に刹那とかつけるか? アホ丸だしであろう。刹那・○・○イ○イとか人名を舐めてるとしか思えない、とんでもないクソネームである。


私が好きな才能の塊の用な作家は地名を名字にしていた。それもありふれた地名ではない、例えば戦○ヶ○や、○吉など。

パッと見れば変だなと思うが、調べてみれば実在する地名だ。作者の登場人物名への勤勉な取り組みがわかる。

中日ファンではないが、川○憲伸という名前は素晴らしい。

音も良いし字面のバランスもよい。

これを近年の馬鹿どもなら"カワ○ミケンシン"を"河神剣○"などに変換する。

某少年漫画主人公の剣○のせいで全国の憲伸くんたちは、迷惑している。

某少年漫画主人公の○護のせいで一悟くんたちが、迷惑している。


私はそんなことしたくない。


はたして私のウイルスで、何人の日本人が生き残ることやら。接客業の人間、言語関係の教育者たちと巧い役者や作者しか生き残らなそうだ。素晴らしい、それこそ真の平和だヘルマン・ヘッセ。

あ、いや私の使うカタカナ文字は人名ですからムーマンタイです。

長々と言ってきたが、つまり最高の娯楽遊戯は"日本語の言葉遊び"であり、それを軽視したり知らぬ人間は死滅するということ。ひとつ、よろしくのよろしくパンデモニウム。


パンデモニウムとは、私の神の名前である。



「英枝ちゃん。」


「なに、壬空姉ちゃん。まだ書いてる途中だよ、月の灯りで日記をつける。蛍雪之功だね!」


「パンデモニウムは禁止でしょう?」


「な、なな、なんで!? ありえない!!?」


「こらこら、包丁を向けないの。裁くな捌くな。パンデモニウムはダメだって約束したじゃない。」


「私の神様!」


「ちがうよ、ミルトン先生の悪魔都市だよ。」


「お姉ちゃんのアプリコティーだって、アプリコットとスコッティーの合作神じゃないか!?」


「いいじゃない、合"作"なんだから。壬空"作"なんだから。英枝ちゃんのパンデモニウムは違うでしょう!」


「パンデちゃんをバカにするな!?」


「エクスクラメーションが多いよリトルシスター。シースター。おお、海の星・・・」


「・・・何か素敵! ごめん謝ります。ごめんなさい。新しい神様を作ります。」


「許しました、しっかりと返答。相手の意図言葉はしっかり拾うこと指切り。・・・(本当はシーチキンって言おうとしたけど結果良好。)海の鳥。海鳥が泣いている、いや鈴虫かな?」


「指きり・・・」


私達、初瀬川姉妹には姉妹だけの秘密の妄想日記がある。もし芸人ならネタ帳と呼ぶだろうか。

公開できるものじゃない、だって完璧にイッちゃってるもん私たち。この会話からでもわかるでしょ? 衝動的で退廃的、自分勝手で、姉妹勝手。

あくまでもお互いの妄想をさらけ出し合う姉妹の慎みやかな楽しみなんだ。


でも今日は満月、綺麗な真ん丸お月様だけには、見せてあげよう・・・


私、初瀬川英枝 17歳はその日、初めて壬空お姉ちゃん以外に日記を見せた。

月に兎が住むとか、女性の横顔とか、諸説あるけど。

二人だけの文字、モジュール、モジモジ。

貴方だけに少し見せてあげる。


月は笑った。

キラキラ笑った。


その光は魔法の光。






___姉妹は知らない。


光を浴びた妄想日記は、現実日記になる・・・


明日からかも、しれない。

明後日からかも、しれない。

二百年後かも、

一万年後かも、


宇宙を流れるポピュラーな時空波の1つ・スペクトル波が、それを第三銀河時間で1モチモヂ間後に定めたのを、月も土星人も知らない。


1モチモヂとは、地球時間で5時間のことであった・・・。



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