「ゴールデンウィーク 春」を含む小説

カクヨムの短編賞創作フェスのお題「スタート」で書いた、タンポポのわた毛が織りなす群像劇的オムニバス短編です。わた毛の行く末を登場人物達と一緒に見守ってあげてください。

わたし、野々宮光。 幼馴染の雪ちゃん――相良雪斗くんのことが大・大・大好きな中学一年生！ 今日は、そんな彼との記念すべき初デート♪ ウキウキのルンルンで向かったんだけど……あろう…

春の近づきを感じゴールデンウィークの予定を立てる僕。 前半は北海道、後半は沖縄。 第一ターミナルで彼女と別れ、第二ターミナルで彼と会う。 参加する事に意義がある、という事で、K…

「まず新玉ねぎと春キャベツを丁寧に千切りし、混ぜた後水に漬けて辛味抜き＆パリッと仕立てる。 続いて生姜焼き用の肉に普通に味付け・小麦粉・卵・パン粉をまぶし、そのままカリっと揚げる…

伝統ある清潤女子高等学園文芸部―――通称「百合部」。部長である私、香坂史緒は今日も部室で頭を抱えていた。 それというのも、新入生である美少女、鉄砲塚沙弥さんの書く作品が……そ、そ…

幼馴染である桐谷春と秋吉友久は高校を卒業してそれぞれの道を進んだ。友久は地元の大学へ、春は大阪の私立大学へと。 卒業から少したったゴールデンウィークに春と友久は会う約束をする……

ゴールデンウィーク初日、僕、五十嵐風太は満開の桜の木の下で春の女神様と出逢った。 「直に両親に会って、話をしてみたいとは思わんのか？」 これは思いがけず訪れた、僕の家族をめぐる春…

高校二年の春。 ゴールデンウィーク中の出来事。 ある朝目を覚ますと、そこには誰もいなかった。 家にいるはずの母親の姿や、道行く人々。 それはまるで、神隠し。 僕一人だけが、そこに…