「くすぐったい」を含む小説

ギャルが、俺の机を尻置きにしていた。 その横でそいつは、口の動きだけで、俺に『ごめん』と言った。 そいつは進冬千秋。ギャルの取り巻きその２だ。 少なくとも、それだけの認識だった―…

気だるげな三年生の橘集(たちばな しゅう)と、彼を追いかけるように懐いてくる一年生の立花律香(たちばな りつか)。 校舎裏での何気ない立ち話は、ただの先輩後輩のはずなのに、どこか…

仕事の都合で、デザイナーの朝比奈陸は急遽、女子専用シェアハウス「恋ヶ丘女子寮」に仮入居することになった。 入居者は、警戒心の強いキャリアウーマン・莉子、物静かな美術系女子高生・葵…

十月一日――眼鏡の日。 背の高い妹・百葉と、小柄な姉・柚葉。 双子なのに背丈も雰囲気もまるで違う二人は、同じレンズを通して世界を見つめていた。 鏡に映る凸凹の姿。 ぼやけた視界…

大学の図書館の、いつも同じ席。僕の向かいには、決まって彼女が座っている。文学部の月城栞（つきしろ しおり）。誰もが見惚れるほどの美貌と、誰にも媚びないクールな佇まいから、遠巻きに…

手紙って温かくってくすぐったいのは何故なんだろう。文字で話す時と口頭で話す時ってまるで変わってしまうのはどうしてなのか。手紙だからこそ伝えられること、口だからこそ言えることって違…

思い出してほしい。 子どものころ、誰もが呼んだ名前があった。 へっぷりむし。 その名の響きは、夏の風と混ざり合い、 エアコンのにおいに紛れて、 笑い声の中へと消えていった。 「…

誕生日を迎えた17歳の女子高生、美南は皆からのお祝いを楽しみに学校へ登校すると、不思議なサプライズが始まっていく。

事務職の主人公はたくさんの企業が入っているビルでとある企業の事務をしている。この建物にはおそろしい魔物がいて、一階層につき一人の男がいる女がいる。ある時、二階の男と破局した。三階…

おなかを出して寝ていると、小さな悪魔がやってくるようです。

Twitterで投げた140字小説のまとめです。 診断メーカーのお題に沿って書いたり、気分で書いたりしたものです。 感想等でお題を頂ければ書きます🤗✨ ※お題をくださった方のお…

青葉夜です。普段は詩を書いています。 エッセイってこっぱずかしいですね。くすぐったい。 私がこうなりたいと思えたきっかけをくれた人との出会いから別れまでのお話。 小説が嫌いなあ…

お題で執筆!! 短編創作フェス　第3回『つま先』の作品です！(◍´꒳`)b ✧••┈┈┈┈┈┈••✧ 【あらすじ】 ASMR形式の小説です。女子から話しかけられている男子目線で…

　異世界転生した主人公が、女神様から授かった能力は「世界で一番モテる男」。 　異世界でハーレム生活を送る予定の主人公だったが、聖なる力ではなく、性なる力で伝説の聖剣エクスカリバー…

　この小説はカクヨムで投稿予定の長編小説、 【ざまぁ！】超絶不快な俺様主人公が異世界全土を支配する暴君に成り上がり、惨たらしく殺されるまで【なろう小説を嘲笑するダークファンタジ…

ある日曜日の朝、私はくすぐったい感触で目を覚ました。

昭和の時代。 令和の今から比べると。 物凄く。 不便だったかもしれません。 だからこそ。 色々なエピソードが。 沢山。 生まれたのです。 もどかしい時代の。 くすぐったい…

　友人を介して知り合った女性は、自らを鬼だと言った。なにかの比喩ですか、と尋ねると、女性は眉をひそめて否定した。実際に自分は鬼だというのである。おかしな人だとは思ったが、べつに自…

今宵も。 酔いながら。 とりとめも無く。 キーボードを叩く僕です。 恐らく。 カクヨミの中では。 最年長の部類。 いちぶの方々を覗けば。（笑） 皆様。 若い。 羨ましい…