「お伽噺 ドラゴン」を含む小説

森で迷った男の目の前に開けたのは、この世のものと思えぬほどの美しい花畑。 色とりどりの花が咲き、淡く光る羽虫が飛び交っている。それは薄桃色の、小さな小さなドラゴンだった。 これは…

南の島に、橙色のドラゴンが住んでおりました。 橙色のドラゴンは島の守り神として崇められ、島民たちは島の平穏をドラゴンに祈り、願います。 これはここではない、どこかの世界に伝わる、…

あるところに、真っ青なドラゴンがおりました。 青いドラゴンはきれいなものが大すき。 これはここではない、どこかの世界に伝わる、ドラゴンのお伽噺。

結婚式に乱入したのは、下半身が大蜘蛛の少女。半人半獣のアルケニーの乙女の一途な想いが、魅惑のポムンが、夜のムニャムニャが一人の騎士の運命を変える。純愛無敵のストーカーとムッツリ騎…

―――とある村の谷には、虹の竜がいる。 そんな噂を頼りに訪れた旅の少年ユェンは、村でリァンという少年とミァンという少女に出会う。 虹の竜なんて単なるお伽噺で、信じる人間なんてい…

死霊や死者を操る「死霊術」を極めた死霊術師《ネクロマンサー》、ローグ・クセル。 お伽噺に出てくるような伝説の古龍を手懐け、かつて世界を恐怖に陥れた魔王を従え、千を超える不死の軍…

　ドラゴンは山の洞窟の奥深くで、ひとつの卵を産みました。 　卵は優しくあたためられ、やがて、真っ黒なドラゴンが生まれます。

　赤いドラゴンは炎の竜。 　炎を吐く山の奥深く、熱くて狭い真っ赤な部屋で、たったひとりで生まれました。

　大陸の東の小さな島に、紫のドラゴンがおりました。 　紫のドラゴンには頭が八つもありました。

　昔昔あるところに、真っ青なドラゴンがおりました。 　青いドラゴンはきれいなものが大すき。

冬の女王の呪いによって終わらない冬の続く世界。雪に閉ざされたヴィークリーズ山脈の奥に一人住む少年は、ある日、ドラゴンに追われて空から落ちて来る天馬の姿を見る。巨人の末裔、妖精たち…

森の奥にあるのはドラゴンの聖女と１本角のドラゴンが住んだ家。 ドラゴンの視点で語られる、ドラゴンと生け贄の少女の二人の、ほのぼのと無自覚なセクハラ暮らし。 やがてはドラゴンの…

富士樹海の清掃ボランティアに参加した大学生の石鎚と木崎は奥地の洞窟前で銀髪の少女――イリアを保護した。 二人は大人たちに言い包められる形で少女の面倒を見ることになったが、石鎚…

むかしむかしあるところに――で始まるあるお伽噺。 語る者によって結末の変わるこのお話が愛されている世界で、ひとりの死なない少女は呪われた黒猫と出会う。呪いを解くために竜や人魚とい…

落ちこぼれのみそっかすドラゴンはある日幼女姫と出会う。絵本的な話を目指して。2017クリスマスにあわせてノーマルCPに挑戦。