「もう遅い」を含む小説

同名短編の改訂版（全６話）。恋人のカオリをチャラ男に寝取られた俺は、バイトの後輩であるユイカと付き合うことにした。ある日、寝取られた元恋人のカオリが我が家を訪ねてきて……

俺は、バレンタインデーが嫌いだ。つくづく、モテる奴はいいよなって思う。 「お前は何個貰ったんだよ？」 中3の頃。何気なく訊いてきた友達の言葉が、俺の胸にはグサリと刺さった。 もう…

「断る」 　そう言って彼・馬場牧之（ばば　まきの）は、私が見てる前で幼馴染でありかつての恋人・鳴海　咲良（なるみ　さくら）の寄りを戻そうという頼みを一蹴した。 　そもそも彼…

「タオイア・グレスマ・エイジスフィ！　この僕アルベルト・ゼ―ル・リングヒルは、今この時を持ってお前との婚約を破棄する！！」 『無能のタオイア』と人々から称される公爵令嬢タオイア…

『聞いたぞユウ、お前彼女をNTRれたって？』 『違う違う、これはBSS。だって告白前だったんだろ？』 -- 『僕の彼女は押しに弱い』の柏木祐希スピンオフのナンセンスラブコメで…

俺はもうお前なんか好きじゃない。

　柿本英治は大好きな花咲さくらに告白して付き合っていた。だけど、幸せな日々はそう長くは続かなかった。 全20話＋言い訳1話 ＋その後6話。 短いです。 いつの間にか35万…

私は辺境貴族の娘として、武名高い王国騎士団長と婚約していた。 けれど、彼が戦場で救われたという“聖女”が現れたとたん態度は急変。 「彼女こそ真の伴侶だ」と熱を上げ、私の前…

王太子との婚約破棄を突きつけられた公爵令嬢、ルシアーヌ・ド・ベルヴィル。 失意の中で決意したのは、力強く立ち上がり、この国の未来を経済で切り拓くこと。 抜群の商才と冷静な頭脳を武…

大人気ゲーム『王座を巡る戦い』の世界に転生した俺。 転生先は悪役王子──王族の血を引きながら、最終的に処刑される運命の第一王子。 だが、王位なんて興味ない。 俺はただ、推しの…

「お前を愛することは――」 「あなたを愛することはありませんわぁっ！」 キャロラインとハロルドは、初夜で互いに誓い合った。 異性として愛することはないが、貴族としての義務は果た…

とある噂に尾ひれが付き広まったことにより、学園一の嫌われ者となった向坂悠真。 罵詈雑言を浴びる毎日をすごしていた悠真。 ある日の帰り道、車に轢かれそうになる少女を助けることに。 …

　公爵家に嫁いだミレイユは、激務の夫が“仕事”という口実で愛人のもとへ通う姿に気づかないふりをしてきた。けれどある日、開き直った夫は「家名のために耐えろ」と言い放つ。もはや我慢の…

夫となった男爵スティーヴンは「君は黙って働けばいい」と言い放ち、領地運営の辛い面だけを妻ナタリーに押し付けてきた。彼が社交界で浮名を流す一方、ナタリーは倒れる寸前まで働く毎日を強…

政略結婚の婚約相手である公爵令息と義母から日々「お前は何も取り柄がない」と罵倒され、家事も交渉事も全部押し付けられてきた。 文句を言おうものなら婚約破棄をちらつかされ、「政略結婚…

皇太子妃アメリアは、政略で帝国に嫁いだが、皇太子は幼馴染の女公爵と常に行動を共にする。 冷たい宮廷暮らしに心疲れたアメリアが離宮を決断すると、彼女の治世能力を失った帝国は混迷…

平民出身で奇跡的に伯爵家に嫁いだセリア。 優しいと信じていた夫が、実は「苦労人の妻ならば扱いやすい」」と裏で馬鹿にしていたと知り愕然とする。 しかも金遣いの荒い愛人まで囲っていた…

レイナは、幼馴染で婚約者でもあるエルロイ侯爵に「義妹が可哀想だから、君との婚約は白紙にしたい」と頼まれる。 その義妹がレイナを憎んでおり、嫌がらせを繰り返しているのは周知の事実。…

ㅤ20XX年、どこにでもいる普通の79歳、連堂拓人は末期がんの自宅療養中にオタクグッズに囲まれながら最期の時を迎える。彼は今までの人生の道程を無理矢理自分に納得させな…