「短編 完結」を含む小説

ここは「魚町（うおまち）」―― さまざまな魚たちが、にぎやかに暮らすふしぎな町。 鮭（さけ）、鯛（たい）、鮎（あゆ）、鰐（わに）…… 魚偏の漢字たちが、やさしく、たのしく、あな…

人には見えないものが見えるという体質を持ち、人から疎まれていた。 そんな彼が趣味としてWeb小説を書いていたが、それを誰かに見せるということは無かった。 今まで書いた小説を応募し…

「ごめんください、アンネ・グランツと申します──」 深い霧の中、ひとり館へと足を踏み入れた少女・アンネ。 出迎える人影はなく、置かれていたのは、一冊の手帳と、黒い布に覆われた鏡だ…

【婚約破棄ですって、嫌ですわ。】 婚約破棄を言い渡された令嬢は。拒絶する。 アルファポリスで、投稿しているものです。

「片足だけの鳥を見たらすぐ親鳥に返しんさい。頭がおかしゅうなるけぇね。」 子どもの頃、祖母は私に必ずそう言って聞かせた。 私の地元は、ほぼ限界集落みたいなもので、その手の言い伝え…

突然ですが、あなたの怖いものはなんですか？ 路地裏？ベッドの下から伸びる腕？それとも…湖？ それぞれの話に「恐怖症」や「人が潜在的に恐れているもの」、「なんとなく怖いもの」を組…

※作品数が増えたので『婚約破棄からはじまる』シリーズ全五話をひとつにまとめました。内容は同じです。 ※婚約破棄からはじまる棘付きハッピーエンド。追放から這いあがる五人の令嬢の物…

Netflixとスイーツをこよなく愛する地味な会社員・佐藤タケル。孤独を抱え、日々を淡々と過ごす彼の、唯一にして特異な情熱は「人の背中」を観察することだった。 通勤電車、カフェ、…

地味でおとなしい公爵令嬢は、婚約者の公爵令息に廊下で断罪される。 アルファポリスで、投稿しているものです。

量子とは、観測した時点で確定します。 恋の物語も、きっと同じ。 どんな属性の恋も、観測されれば――あとは突き進むのみ。 これは、純愛から生まれる“観測の物語”。 1話完結形…

「本は、読むためにある」――誰もが知っているはずのことを、私たちはいつの間にか忘れている。 本を買っただけで安心して、読んだ気になっていないだろうか？ この物語は、“読むこと”が…

痛い思いをしたけど、無事で良かった。 大学生三人組に起きた映画館でのハプニング。 誰にでも起こり得るどうってことないハプニングのはずなのに。 そのとき彼等は何をしたか。 涙を流…

小学五年生の圭吾（けいご）は飼いならした鷹などの猛禽類とともに害鳥駆除を行っている鷹匠の修行をしていた。 それは宿敵を退治するためだった。

一つの夜風が、一人の船乗りに恋をした…… これは、その二つの存在の、小さな淡い恋の物語。 一応ハピエン。 友未 哲俊 様主催「いまわのきわの一言の里」への参加作品です

かつて子供たちの笑顔が溢れていた小さな公園。 鉄棒、ブランコ、シーソー、ジャングルジム、砂場、スプリング遊具―― 無垢な手で触れられ、笑い声に包まれた彼らは、確かに「生きて」いた…

高城雄一。 一見、どこにでもいる中年サラリーマン。 だがその運転席では、煽り・威圧・罵倒── すべてが自分の“当然の権利”だと信じていた。 ある日、一台のバイクをしつこく追い回…

「遺失物預かり係」。 　それが俺の職場の名称だ。 　その名の通り、落し物を扱う係である。 　ただしそれはただの落し物ではない。……ここで言う「落し物」とは……「人が特に大事にして…

【婚約破棄を言われましたが。】 華やかな舞踏会で、彼はなんと婚約破棄を言い出したのです。どうして？　あんなに仲睦まじくしていたのに。 ※アルファポリスで、投稿しているものです。

どさりと大きな音がして窓際の席から外を覗いて見ると、＊＊＊のうち一頭が口から真っ赤な血のあぶくをぶくぶくさせながら、校庭の隅に植樹された、針葉樹の群落の中に落ちて死んでいた。 …

雨宮あま子は元気で可愛い女の子。 だけどちょっぴり運が悪い。 そんな彼女の日常の一コマをお楽しみください。 あま子を応援してあげてください！