「読み切り短編」を含む小説

「ライア＝キャンベル。君との婚約の破棄を、今この場で宣言する」 　私は……目の前でその言葉を私に宣言した相手、この国の皇太子であるリーガ＝レ＝ツヴァイが浮かべる『表情』を、不快に…

十四歳に戻ってしまった母を持つ、息子の話。 ※ヤングケアラー、記憶障害表現があります。ご注意ください。

1人で経営されている喫茶店に現れるのは、店主の彼女の昔の友人達。思い出話に花を咲かせながら、一体彼女は何を願うのか？ 強がりで不器用な、ひとりぼっちの物語。 ハーメルン様にて、…

お題を元にして書いた、読み切りの短文をまとめています。

私は新居に引っ越した。 新居は前に住んでいたところよりもかなり快適だ。 だが、ドアの人型の染みと、閉めたのにも関わらず半開きになるクローゼットが私の憂鬱だった。 しかし、別段危害…

「僕の部屋の壁には隣室の男に開けられた穴がある。まあ穏やかな話じゃない。全部弾痕だし」 現代英国。陽気な諜報員ロビンは、隣室に住む殺し屋シャーロックの突然の暴挙や嫌がらせのように…

いきなり見ず知らずの人間が、自宅に突撃するように訪問してくる「凸（とつ）」。そんな非常識な迷惑行為がまかりとおる「いま」をキリトリました。

林はペットをなくした喪失を抱えたまま友達の家でご飯を食べていた。そんなとき、友人のペットが可愛い行動をとる。その様子を投稿したら、SNSでバズってしまう。

異世界恋愛短編小説です。 サブタイトルごとにお話がかわります。 気になるサブタイトルのものからお好きな物をチョイスして読んでみてください。

以前書いたものの修正版です。 書き始めてから日が浅い頃に書いたので見苦しい点が多々あるかもです。

縁切り神社に行きたいのです

僕は幼馴染で同じ大学のコウヘイが大学に全く姿を見せず、LINEも未読であることに疑問を抱き、コウヘイの家を訪ねる。 しかし、そこにコウヘイはおらず、かわりにコウヘイの親戚を名乗る…

免許センターの近くに住む私の話

初めて書いたホラー小説を手直ししたものになります。

痛くするのが売りのお店は苦手

満席のカフェに1つしかない個室トイレを長時間使っていた男。扉が外から激しくノックされ、中学3年生が部活の後輩を恫喝するときのような怒声が男に浴びせられるが…

今日の晩御飯を見せてもらうという番組で自分の家がバズっているらしい。

カフェのテラス席で1日中読書をするのが日課の向島 ヨネ（むかいじま よね）。今日も夜まで読書をしていたが、その姿を見たある男が、ヨネを凄腕の手相占い師だと勘違いしてしまう。多額の…

都会に出たい。だから深夜バイトをするのだが、この客はどこかが変。