「#結婚 ＃短編」を含む小説

――葉山鹿乃子の初恋は、幼稚園児の頃。相手は坂上馨くんという。 子どもの頃からの想いを通じあわせ、恋人同士になった鹿乃子と馨。 付き合いだして1年後、鹿乃子の17歳の誕生日がち…

第一話 　細波映磨（ささらなみえま）は素行不良の高校生。言葉遣いは粗悪、見た目が茶髪、着崩した制服で登校する問題児。だがその実体は母親思いの優しさを隠している。そのギャルの風体に…

　友達が結婚する。 　それは仕方ないことだと思う。 　三〇過ぎて、いつまでもデイ・ドリーム・ビリーバーじゃいられないもの。 　でも、彼の口からあんな話は聞きたくなかった。

幼い自分が結婚の約束をしている夢を繰り返し見るので、約束相手に相談するちょっと鈍感な女の子の話。

　倉敷紗々（30歳）、独身。両親に結婚をせがまれて、嫌気がさしていた。仕方なく、結婚相談所で登録を行うことにした。本当は結婚なんてしたくない、子供なんてもってのほか、どうしたもの…

「あなたを傷つける者がいたら、社会的に抹殺します――。」 「え、何それ怖い」 卒業前最後の夜会で、アルテイシアは婚約者から突然婚約破棄を宣告される。しかも、子爵令嬢との結婚宣言…

手持ち作品全投入＋新作2作くらいを一気に投稿しようと画策しております。 その結果や推移、各時点で考えていたことなどを書いていこうと思います。 来年以降の参考になりますように。 …

私はなぜ幸せになれないのだろう？ 他の女は簡単に、「普通の男」を手に入れて、 「普通の生活」を手に入れているのに。 なぜ私にはそれが出来ないのだろう？ 私の何が悪いのだろう‥？ …

「俺はずっとずっと前から優羽が大好きだ」 気づけば共通の友達が結婚したり、兄妹が結婚していく。 このまま何もしなければ、優羽は誰かのものになっちゃうかもしれない。 賢人は一念…

花嫁に憧れ諦めた護衛と、幸せになるお嬢様のお話。

母を分裂病（現在の統合失調症）で亡くしたのぞみは、母の死に疑問を抱いていた。母は仕事も家事もしっかりこなし、いつも家中ピカピカだったからだ。日々努力し、家事も部活も友達付き合いも…

「きみは幸せでしたか？」 この一文、変だと思いませんか？ 三鷹博士が、この一文について考察します。三鷹博士の「きみは幸せでしたか？」考察 ここは、三鷹万物研究所の1室である。…

完璧令嬢と名高い公爵家の一人娘シャーロットとの婚約が決まった第二皇子オズワルド。しかし、これは政略結婚で、婚約にもシャーロット自身にも全く興味がない。初めての顔合わせの場で「悪い…

仕事を通じて出会った彼は、穏やかで誠実な人だった。 恋に落ち、やがて結婚。彼は天涯孤独だと言い、結婚式には彼の親族も友人もいなかった。 それでも、愛情深い彼との日々は幸せだった。…

親友として、ずっと隣にいた。 でも、心の奥に秘めた気持ちは、一度も口にできないまま、彼女は別の人と結婚する。 「私、結婚するよー？」 その言葉に「おめでとう」と言った。 結婚式…

三人兄弟の長女として生まれたわたしの誕生日は３月３日。 ひな祭りと一緒に祝われるのはまだ我慢が出来る。 でも両親は「お姉ちゃんなんだから妹に譲ってあげなさい」と言って妹を主役に据…

私、田中（仮名）ママ子。 関西某所に家族で住んでいます。 同い年のパパ男くんと結婚して、田中（仮名）になり早18年目。 授かった一人娘も16歳になりました。 つい先日の事。 田…

「おかたづけしないでってば！！」 「お嫁に行けなくなっちゃうのよ？」 「いかない！！」 「あらどうしましょう」 　我が家には立派な雛人形があった。家の天井すれすれまで届く七段の…

「飾ったひな人形の片づけが遅れると婚期が遅れる」そんな話を、プロポーズを「まだ早い」と断られた彼にした。彼は話題を逸らそうとした。だから別れを告げることにした。今後、彼が「結婚し…

　世の人々の間では、もっぱら気まぐれだと思われている魔術師のゾディことゾディアス・リブレウス。凄腕の魔術師ながら自分の気に入った依頼しか請けず、無報酬で術を使うこともありません。…