「クトゥルフ神話（）」を含む小説

矮小なる神官の奸計により大いなるクトゥルフは眠りに落ち、優美たるハスターはししむらを持たぬ夢想の者に剥ぎ取られ、風に溶けた。 　邪神で神官なクトゥルーと、死んでも生き返る魔術師…

　魔術結社九頭竜会（くずりゅうかい）幹部の宮森 遼一（みやもり りょういち）は、後の怪奇作家ハワード・フィリップス・ラヴクラフトと運命の出逢いを果たす。 　ラヴクラフトへの邪霊…

　完全不定期更新の短編集です。 　時々自主企画に参加する事もあります。 　第38話「俗語によるすれ違い」柴田　恭太朗様 の自主企画 【三題噺 #117】「庭」「失踪」「腕」(1…

クトゥルフ神話TRPG『レプリカントの葬列』の二次創作です。 自陣が楽しくて執筆したもの。 TRPGのネタバレ要素を多く含むのと、世に出す用ではないため、閲覧NGでお願いしま…

『ザザッ、プツッ。……只今より、３−４学級投票を開始します』 奇妙なチャイムと共に流れた放送から、其れは始まった。空間が歪んだ校舎。７つの役職。いじめ。 ３−４の教室で今、学…

テストプレーとかあまりできていない状態です。もしくはできていない状態です。 それでも良ければ。 本作は、「株式会社アークライト」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する…

虹色の瞳を持つ葵は、頓禍村で「穢の娘」として迫害されてきた。 石を投げられ、呪いの目だと罵られた過去。 大学図書館で出会った司書・綾乃は、初めてその瞳を「綺麗」と言ってくれた。…

池袋・サンシャイン60の地下には、夢を喰う「穴」がある。 深夜の警備室、失踪事件の真相を追う二人の警備員が見たのは――歪む意識、そして夢の底から囁く声。これは、現代の東京で起きた…

　『最後に、以上の話は全て創作の産物である事を思い出して下さい』 　此のワードで終わる【月】に纏わる作り話です。其の事を、どうか忘れないで下さい。 　そして、其の後には一切何…

ある日、地球に『死の空間（デッドスペース）』と 呼ばれる奈落が存在した。 当時に世界各国に世界大震災が起き 湧界者という存在が現れる。 湧界者との各国に友好条約をされて以降、 人…

「好きです、先生。あなた様のために、この星の法則をすべて消します！」 教師・真上理人は、旧神の末裔ノア＝エルに「好かれた」瞬間、世界滅亡のカウントダウンを迎える。彼女の純粋な愛…

山で見つかった一匹の動物。 そこから始まった不老不死に関する連鎖的な死。 記録、報告書、SNS、断片的な手記を通して、少しずつ浮かび上がる真実。 科学は奇跡を解明できるのか。…

昭和中期。ルポライターの「私」は奇妙な体験をした人から様々な話を聞く。それは知ってはいけない世界に触れる事だった。 ある取材では、海に魅入られた男を。ある取材では、奇妙な声をきい…

邪神復活の儀式は、いつもトラブルで失敗する。 リーダーのグルグル、技術担当のミミゴゴ、戦闘員のびちゃ。 3人の信徒が仕えるのは、動画配信をこよなく愛する宇宙的存在――クトゥル…

雪の日、古い卒業アルバムの中に『知らない生徒』が写っていた。 その顔は、時間とともに変わり続け、ついには友の顔になった。 そして最後に写るのは——私。記憶と写真が交錯する。 ク…

2009年夏、日本のある地方都市。 小さな愚連隊「NOVA・9」を率いる総帥、神楽 朱音が突如として姿を消した。 朱音は仲間を裏切るような人間ではない。 十年来の絆を持つ仲間た…

東京の夜、異常な霧が街を覆う。 人々の記憶や認識を歪め、迷宮のように変化する都市。恐怖と理性を試されながら、霧の中心へ進む。都市の深層に隠された真実とは何か。 冷静沈着な中年探…

執筆に関していろいろお世話になってアドバイスいただいたりなどしている居石入魚さんが『超日本むかし話』の主人公として書いておられるキャラクター「ムテキング松木」を、「自由に使ってい…

古代の神話に語られる「冷たい星の文明」。 考古学者・穴吹ケイタは、学説にすら残らぬその遺跡を求め、砂漠の地下で『彼女』と出会う。それは、人ではなく、神でもない、滅びた星の王女。 …

東京で流行する俳句投稿アプリ『蒼き波紋』。 しかし、そのアプリを使う者たちは次々と精神を蝕まれていく――。現代テクノロジーが神話と結びつく瞬間、理性と狂気の境界が崩れ始める。 …