「あやかし」を含む小説

化物に家族を奪われた少女が男装の麗人となって化物共を焼殺する話

かつて“天才”と謳われた陰陽師・暁人は、全てを捨ててコンビニの夜勤店員となった。戦いと栄光の日々より、コーヒーの香りとレジの音が鳴る「スローライフ」を選んだのだ。 しかし、平凡…

出版社で働く三浦結衣は、ある日を境に「左目の奥にもうひとつの視界」が広がっていることに気づく。 視界の裏側で蠢く“黒い影”を見た夜、同僚が自殺。続いて身近な人間が不可解な死を遂げ…

平凡な男子中学生、千秋。 ひょんなことから『妖殺しの刀』を手にした彼は、白狐の面を付けた妖ミツルギと出会う。 刀を狙う妖やミツルギに恨みのある妖──様々な人ならざるものと出会いな…

現世（うつしよ）と幽世（かくりよ）の境目にひっそりと現れる、夜限定の小さなごはん屋―― 「よるの終わりのごはん屋さん」。 店主のツムギは、終わりを迎えるあやかしたちに心を込めた…

ほんのりホラー。 なつのおともにどうぞ。 不定期更新予定。

鬼として人の戦に参加するも、散っていく命。 魏太夫が海の底で見たものとは――？

吉祥寺の路地裏で倒れていた男が目を覚ましたとき、記憶は一切失われていた。身元を証明するものは何一つなく、ただ、着古したモッズコートのポケットに一通の手紙が残されていた。 藍とい…

　 　物静かな少年、コウジは絵を描くのが趣味だ。 　崩れかけた祠(ほこら)の近くで見つけた不思議な石をスケッチするのにハマって１年が経ち、違う石を拾いに行った帰りに部屋を訪…

生と死のあわい、幽世。 そこに或るものたちの織り成す短編の物語。 時に笑い、時に泣く。 この怖ろしくも、滑稽なる、愛おしき幽世の物語をどうかお楽しみください。

西暦一八四年――。許氏の邑が黄巾の乱により荒廃する。邑の再興を誓った許淵は、息子の許褚らと防衛に特化した塢を築くが、黄巾賊の残党に襲撃される。許褚らの活躍により賊を退けるが、残党…

ーーいづれの御時にか、泉に端近なる家ありけり。その家に児生まれけり。長、児を泉姫とつけつ。泉姫いと詠み上手なれば、人あまた集ひけり。－－ 時は平安時代。 歌が上手いと評判の泉姫…

白狐の魂を継ぐ二宮は、ある日人でないものとの戦いに敗れたところ、塾から帰る途中の高浜に介抱された。しかし命が救われたものの、力の大半が高浜に流れ込んだ。一人では何もできない白狐は…

時は現代―― 400年ぶりの稲荷神の子である稲荷姫がこの世に生を受けた その娘は、九本の尻尾を持つ狐であり、2人の神使(神の使い)を従えていた ～～～ 「ばっ、バッカじゃない…

ある朝、公園で発見したぬいぐるみに見覚えのある女性が、自分が呪われているのではないかと相談する話。

鈴音先生の不思議授業の番外編です。鈴音先生が愛娘の雪音からの質問に答えるという形式で、この世界の成り立ちを詳しく教えてくれます。輪廻転生や宇宙人、人類の歴史の謎を先生が解き明かし…

身に着けると不運を招くアクセサリー、夜な夜な髪が伸びる市松人形――その呪いの品、お困りでしたら私にお譲りください。

不慮の事故で死んでしまったのに、異世界転生は定員オーバーで出来ない。仕方なく待つことになった場所は、不思議なお客様が来店するコンビニだった。 半分ホントの半分創作の日常もので…