「ファンタジーよりもファンタジーな短編」を含む小説

存在管理部のイザヤに呼び出された「私」は、夜、都市伝説のような話を聞かされる。それは、見た者の存在を消し、代わりに世の消したいものを一つ消すという「存在しない者」の噂だ。見えてる…

怖いというよりは雰囲気 ホラーというよりは怪談 のような話です。 一話完結です

冒険者のルグランは、道案内を生業としている少女シャーリーと知り合う。 まるで人形のように美しいシャーリーの正体は《ゴースト》で、 彼女は自分が行きたい場所へ行けず、死者が逝く…

時空転移の光が収まったあと、祠に残されたのはノアとゼフィルだった。 本編では描かれなかった出来事――。 ハルカとライエルがたどり着いた“奇跡”の影で、彼らの戦いは確かにあった。…

あらすじ 数百年の孤独を生きるエルフの少年リィエルは、 ある春の日、希望の丘で一人の少女・アリアと出会う。 花冠を編むその姿に、リィエルは初めて心を動かされる。 やがて二人…

ここから出せ！！ 液晶画面越しに彼女は言う。 そんなこと言われてもしょうがないじゃないかあといいたい。 だがあまりにも突然の出来事でボクは困惑していた。 なぜなら、ゲームキャラが…

某イクラ丼企画のために書いた作品です。 カクヨム初心者ゆえ、企画の存在に気がついたのが締切日当日でした。 時間は23時、タイムリミットは残り1時間。 慌てて書き始めましたが、案の…

森に迷い込んだ女性に恋煩いの呪いをかける美しい妖精フェノス。彼に恋をした人は皆、悲しい最期を迎える。 そんなフェノスが人間に恋をしてしまった。相手は騎士のライセル。 彼はフェノス…

夏の終わり、親友のナナが死んだ。私には、その事実が腑に落ちない。 変わりゆく季節の境目、いつもの帰り道の駄菓子屋で、消えたはずのナナは隣に座っていた。 体温は夢か現か。一瞬の…

天災で故郷を失って奇跡的に助かった2人の幼い鬼娘は、流れ着いた人間の島で暮らす事になった。そこで待ち受けていたのは人間による見た目の差別。それでも人間と仲良くなりたい赤鬼のアケノ…

世界にとって災いとなるという魔女を狩る者、狩人の青年2号。 魔女として育てられてきた優しい魔女、リンネ。 2号はリンネ討伐を引き受けるが、リンネに敵わず失敗した。 魔女狩りに失…

仕立て屋の娘ブランシュは、父の再婚で運命のわかり路に立つ。家を追われ森に捨てられるが、そこで五人の小人と二つの不思議な卵に出会った。捨てられた娘と小人たちの出会いが、やがて彼女の…

一息つきたい人のための短編集。 説明も説教もありません。あるのは、 ため息が音になる店や、「ぬるい」を選べる自販機といった、小さなやさしさだけ。 読み終えたら、明日の靴ひもを少し…

わたしの同級生、影が世夜アキネの話をするわ。 こんにちは、雨雨雨雨といいます。お見知りおきを。 現在、鼻の女子高生を楽しんでいる女よ。著者も楽しみながら書いてるっていってるわ。 …

夕暮れの公園を、毎日同じ時間に通り過ぎる赤い服の女。 小学生の「ぼく」たちは、好奇心に駆られてその後を追った。 たどり着いたのは、昨日まで無かった橋。 渡った先に広がるのは、ど…

ある世界に、ルクセン王国があった。 その王都の北側の郊外にて金色の魔女こと、シュエナは住んでいる。 シュエナはある日、いつものように薬問屋に自身が調合した薬を持って行った。 問屋…

響 カサネ（ひびき かさね）には夢が無い。漠然とした将来に対する不安もなく友達もいない彼女が出会ったのは不思議な少年だった。彼は云う『僕は預言者さ』彼は云う『僕は魔法使いさ』た…

疲れた会社員の俺は、ある夏の日に小さな『雲』を拾った。そして、それを野良の雲だから『ノラクモ』と名付けて飼うことにした。お題「雲」

蚊人間の短命な王アシルは十年の生を終え、遺志はアウターの少年リアへ受け継がれた。差別と管理に揺れる社会で、リアは「馴染む」のではなく「ともに世界を創る」ため、アウター議会を立ち上…

魔王を倒しても、俺は人を殺したかった。だから、殺した。勇者も。パーティメンバーも。王様も、姫も、女王も。だって俺は、殺人鬼だったから。なのに――「それでも君と、冒険がしたい」だっ…