「被写体」を含む小説

高校生活が始まり、仲良し4人はバラバラになろうとしていた。 「じゃあ、集まれる理由を作ればいいんだよ！」 お金も時間も余裕もない、何だかんだで忙しい。 「毎週集まって、首都圏や日…

高校３年生の矢野涼香にとっては、写真を撮ることがすべてだ。必要以上に関わらないという条件のもと、クラスメイトの久川葵を被写体としている。クラスで孤立している矢野と、学年の有名人で…

文化祭と言えば、シャッターチャンス。 今日もボクは、彼を撮る。 踊って、紡いで、笑う君。 最高なお祭りだ。 願いがあるとすれば、これがずっと続けばいい。 そのはずなのに………

　電車通学する女子高生を、戦場に向かう戦士に見立てたフォトブックを製作するため、駅のホームで撮影を続けるカメラマンの「俺」。 　学校側と保護者への説明会も成功。ノリのいい生徒たち…

　感情が無いゆえに、戦で兵器のように扱われていた青年。 所属している組織の任務をこなす彼に、先輩が無意味に無気力に無個性に生きる彼の個性を閉じ込めた肖像画を描きたい、と彼に被写体…

螺旋階段でファインダー越しに目が合った、その瞬間に二人の運命は始まった。 高校生の崇史とその担任で写真部の顧問である小谷野。写真を撮った／撮られた瞬間から意識し、惹かれ合う二人。…

過去作。ワンライ用に書いたものです。 お題は「夏の終わり」「物悲しい蝉の声」でした。

　期待に胸を弾ませて迎える高校生活。私が出会ったのは、三脚に、スコープに、カメラを構える、謎の部員たちだった。 　 　被写体は、あれ!? 　新入生の緑が送る、羽毛ふわふわ、翼ひ…