「……エッセイ」を含む小説

小学6年生のときに吹いていた、2番アルトサックス。 主旋律でもなく、低音でもなく、ただ全体に溶け込むパート。 誕生日に届いた一曲をきっかけに、忘れていたその場所と時間を思い出し…

最新のオール電化キッチンに持ち出されたのは、無骨なカセットコンロ「こげまるくん」。その上で静かに、しかし情熱的に炊き上がるのは、宝石のごとき大粒の新米『龍の瞳』。 食への並々な…

中学三年生のトテちゃんが愛するのは、喫茶店のクリームソーダと街の人々の温かさ。 そんな平穏な日常に、ある日一人の不穏な男が影を落とします。 親友の百合ちゃんや街の常連たちが、男を…

日本の現在の平均年齢をご存知だろうか？なんと49歳である。テレビCMから赤ちゃん用おむつは消え、ボリュームゾーンを占めるオトナ用おむつが幅を利かせる時代。パンツは「おっかけ漏れ容…

静かに生きたいと願う私の日常には、なぜかいつも予期せぬ闖入者たちが現れる。 車に撥ねられたり、個人情報を盗まれたり。 泣き虫だった私を笑わせようとしてくれる人たちがいたり。 思う…

卵やきを作る話。 荒い文章なんですが一回投稿します。

　これは、１０年くらい前、わたくしが、とある国選弁護をした時のお話です。被告人の罪状は「詐欺」。どうも食い逃げしたらしいのですが、執行猶予期間中の犯行でした。「じゃ、オレが上手く…

我が家のクリスマスエピソード。 子供の成長と共に、サンタさんへの夢を壊さないよう 悪戦苦闘する親心。 猫がサンタのスパイとか、サンタはハイテクとか……。 あなたの家では、どんなク…

小5から始まった初恋が、未だに終わっていない。 しかも相手は同性、私は叶う見込み皆無の恋をした。 実質フラれた回数は7回以上。それでも諦められない。 友情としてのスキンシップに…

カクヨムコン１１お題フェス　今週のお題『卵』　参加作品 　おおよそ真面目な女子大生であるカヌキさんは、無類のホラー映画好き。そんなカヌキさんは、大人っぽいけれどちょっとばかしワ…

小説を書き始めた。サイトに投稿し始めた。執筆友達もできた。創作活動楽しい！……でもランキングとか、人気作品にはほど遠い……。正直、もっと読んでもらえたら嬉しいなぁ……。 そんな時…

冷蔵庫の卵を見るたび、私は「割らなければ分からないもの」と「割れば戻らないもの」について考える。 ダウン症の長女を育てる中、私たちは一度立ち止まり、やがて再び第二子を授かった。…

私は三十代専業主婦。 服にはあんまりこだわりとかなくて、おしゃれをしてこなかった人間です。 そんな私が一念発起してかわいい服を買いに行った時の話です。

「ローバの充日」というエッセイを書いて余生を楽しんでいる私ローバ。平凡な日常では特筆するエピソードもなく、ならばと遠い日の思い出を少しずつ手繰り寄せてはネタ探しし、細やかな出来事…

2025年の夏。車に撥ねられ、長期入院する事なりました。病室のベッド、あるいは車椅子で綴った不定期な日記です。 元々は入院中に上半身しか動かせない中、手慰みと心の整理の為にnot…

私の作品を読んでくださってる方は、登場人物がやたらティータイムしてる事に気づいておられることと思います。 それは決して偶然ではないのです。 だって筆者が紅茶が大好きだから！！…

書いて字の如く、花咲千代が気まぐれに雑談と執筆状況をテキトーに綴るだけ 例えば「今日こんなことがあった」とか、「こんな神アイディア降ってきたけど執筆時間なさすぎ」とか 毎日更…

【自主企画参加】 クリスマスについて、ひとこと言いたくなりました。　*＾－＾*

腰痛をやっちまった筆者は、柔軟性を高めるためにヨガを再開する。 それにともなってヨガマットを購入したのだが、一抹の不安が残った。 「長続きするやろか、これ」 ヨガを長続きさせ…

「おねがいティーチャーって知ってる？」 その一言で、僕の人生の座標は狂った。 2002年。まだネットが“危険”と呼ばれていた時代。 僕はWinMXを通して、誰も知らない“裏の世…