「短編やショート」を含む小説

一行小説集。文字通り一行の小説集です。思いついたら更新します。

気軽に読める、500字未満の掌編をまとめています。 1.気が付かなかったかと言われても → ブロマンス 2.可愛い友達 → 百合 3.心中立てもできないくせに → 成人済男女 4…

資産家のT氏はあることに頭を悩ませていた。 それは息子の出来が悪すぎるということだった。 友人の科学者N博士に相談したところ、なんと「バカにつける薬」の開発に成功したという。 T…

夏の裏山で捕まえたクワガタは今までで一番大きかった。その帰りに、空にオレンジの光が照った。

話がふくらまなかったもの、オチのないもの、趣味に寄りすぎたものなど、いろんな理由でノートに眠ってたやつ。 暗め、重めのもの多し。 蟄居――重荷を負って海にやってきた者 明滅―…

今朝早く、隣の部屋の魔法使いが引っ越していった。

彼女持ちの高校生、二宮心とその彼女、井上望鈴。夏祭りの日、たった一日のアオハルの物語。 カクヨム甲子園2024　ショート部門　参加予定作品。

自転車も乗れば虫にあたる。風にも坂にも信号にも。

白と黒とが出会う時、生まれる世界の軋轢の鈍い音。

モノローグ演劇会ナゴヤ2024で上演した、5分の演劇作品を、掌編小説として公開することにしました。2056年、日本のカジノで"シゴト"をする女性の一人語りです。

それぞれジャンルは雑多な短編・掌編を入れていきます。今のところ現代を舞台にした奇妙な話が多いです。

海の粉。 それは、降ってきた雪が海の上に広がって、キラキラ光る幻想的な景色。 私は、一度だけその景色を見たことがある。

上司のパワハラに耐えかねた男は、退職代行サービスを利用して会社を辞めることを考える。 しかし、ネットで検索をかけてみると、自分そっくりのロボットを派遣するという、『あなた代行』な…

祖母の介護をする四十男・春一（はるいち）にまつわるちょっと奇妙なお話しです。

過酷な職場と噂の地獄に配属された僕。 しかしそこは、思っていたよりも悪いところではなかった。

父と娘。 妻に先立たれてから15年。 繰り返されてきた夕餉の時間。

放課後には幽霊が出る、そんな噂が立っていた。2人のセーラー服の少女は、青春と悩み、そして……たんぽぽの話をする。これはきっと、やさしい祓い屋のはじまりの物語。 暁に現れる者よ、…

「全てのサバには魚の権利が存在します。その魚の権利とはサバの死後も尊重されなくてはなりません。あなたの様なハゲの中年がサバを食べてサバの名誉を傷付ける事などあってはならないのです…