「現代ドラマ、短編」を含む小説

目が覚めて、夜明け直前の海辺の砂浜を歩く。 ９回目の夢が終わったとき、思ったよりも穏やかな自分がいた。 できる限りはやり切ったと思えるから、一言残すなら――

これは、夢の中でもう一つの人生を生きた男の物語。 異世界旅行記……になるのでしょうか。不思議な読感の短編だと思います。 お楽しみいただけましたら嬉しいです。 ■ KAC202…

あの夢を見たのは、これで9回目だった。俺は、冥界（めいかい）に所在する、死神結社（しにがみけっしゃ）の宮殿前で『祠の管理人さん』と対面する、あの夢を繰り返し見ていた。 三つ編みに…

　病室。とある男の子が自分の枕元の生花を見て、 「僕の命はこの花びらと共に……」と言った。 　そして、主人公は生花を造花に挿し換える。 「これで花は落ちない。君も、いなくならない…

どこにでもいるのかはちょっと怪しい少年、神野ナポリはこれまたどこにでもいるのかはちょっと怪しい幼女、舞原ルイにある日、山奥にある温泉旅館に行こうと誘われる。 仕事で疲れ果てて出…

我が家のアイドル『ユイちゃん』の好きな事について、ファン一号である私が紹介します。

5年前に彼女と死別をした主人公は変わらない日々を過ごしていた。 そんなある日彼は突然道端で刺されてしまう。薄れていく意識の中で彼は再び彼女に会うのだった。

KAC2025の2回目のお題「あこがれ」で参加させていただきました。　

アイドル。一言で言っても範囲が広すぎる。だから、その中で名を馳せることは酷なのだ。その中で、高校のアイドル育成コースで組んだ友達とアイドルを目指す物語。

「あこがれ」で、なんとなく浮かんだ正反対の従姉妹。両想いなのに異なる二人の想いを描いてみたかったんですが。これってホラー？恋愛ドラマ？犯罪もの？ともかく９００字チャレンジ続けてま…

諦めたはずの夢ともう一度向き合う物語。 平凡な日々を送るわたしの元に届いた、小さなガラス瓶。 それは、子供の頃に夢見ていた「あこがれ」が詰まった瓶だった。

病床に寝込む彼が桜を見たいと言った。 思い出の、幸せを確かに噛み締めながら見ていたあの夜桜を。 もう長くはない、それでも確かに遠い冬の夜。 私と彼の人生の最後の一幕。

親友の百瀬が転校してしまい、自分は暇な夏休みで物思いにふける

憧れのタワマンを手にいれた俺。けれども、一ケ月もたたないうちに、美しい夜景にも飽きてしまった。寂しさを紛らすために猫を飼ってみたが、どうも居心地が悪い。憧れが色あせてしまった俺は…

クラスで一番くらいにピアノが得意なのが、私と悠斗君。 悔しいけれど、悠斗君は天才といえるほどピアノが上手で……。 私のような素人には1時間で書ける限界がこれでした。 絶望しま…

事件解決の時。 私立探偵北山は、いよいよ独立して最初の事件の推理を披露しようとしていた。 だが、予想もしていない展開に見舞われ……！？ ミステリー風ギャグ小説です。気楽にお読…

『この装置は、その日に起こった『イヤなこと』を抜き出して忘れさせてくれます』 三分で読める 超絶脱力系、ハイパーショートショート

KAC20251参加作 お題：ひなまつり＋トリの降臨 900字ジャスト 居酒屋に自称お雛様が来店する話 微ファンタジー、微恋愛の現代ドラマ

【登場人物】 鬼塚懐二郎…よろず屋(何でも屋)業を営む男性。我流の占術を使い、怪異関係を中心として手広く扱う。 芳沢友加里…通っている高校一の美少女と名高い。校外からも見物人が来…

生きている中でいろんな経験をして、いろんな考えを得て、いろんな生き方をする。これはそんな人たちの日常のひとかけらを覗く短編集です。