「短編 カクヨムオンリー」を含む小説

藤木絹子は世界から浮いている。そして世界は息苦しい――。

毎年恒例、野郎四人のクリスマス会。 告白の失敗も、恋の成就も、同じ夜に持ち込まれる。 祝って、笑って、茶化して、それでも本気で喜ぶ。 油っぽい恋バナで夜を越える、高校男児の…

ふざけました。

朝起きると夫がしっかりと腰に巻き付いていた。 国家の筆頭魔術師である夫。 結婚当初は自分を嫌っていたはずの夫。 でも、少しずつ距離を詰めたはずの夫。 彼がなぜこんな奇行に走ったの…

はじめまして

初めて書いた小説を、手直した小説です。 舞台は海面がせり上がり、人間はビルで生活しなければいけなくなった近未来です。 主人公は少年。新たに暮らせるビルを探しに行った父をずっと待…

僕と親友が、もう一度、「ともだち」になるお話。

東京の安アパートで、美月（32）は今日も完璧な嘘をつく。 本当は4度目の転職に失敗し、5回目の職探し中。長年付き合った恋人には裏切られ、故郷の親には「順風満帆なキャリアウーマン…

ハッピーエンドを確約する一話完結のラブコメ短編集。 学生も、キッズも、社会人も、ご老人も。 カップルも、夫婦も、幼馴染も。 さらには性別も時代も国も世界も超え。 尊い距離感に…

執筆→投稿する過程で思ったこと、考えたことの言語化。誰だって似たようなことは考えた筈！　こちらは物語では無い＋短編なので1PV付いたらそれで勝ち。 ※考えをそのまま綴っただけ ※…

夜見まぼろはごくふつうの社会人。 しかしある冬の日、気紛れに ヘネシー（ブランデー700ml）を 1時間で飲み切って、ふと気づく。 「あれ？　私って意外とお酒強い？」 これ…

連日の猛暑と仕事の忙殺で疲弊した中年男。彼の日常の唯一の安息の地は、行きつけのスナックだ。 いつものようにカウンターでキープボトルのオールドクロウを飲んでいると、「美人メガネっ…

【あらすじ】 西暦二一八七年。百五十年の宇宙航海を終えた深宇宙探査機「玉水」が、誰の命令もなく地球へ帰還。 玉水に搭載されたAIは、長い孤独の中で「心」を獲得していた。地球から届…

全ての人間にスキルと呼ばれる異能が付与される世界。 人々はスキルを使い生活を豊かにしたり、争いで富を得るものなど様々。 スキルがランクづけされ人生が左右される世界。 そんな…

女子大生の私には、仲良しの叔父がいる。二回りも年上だけど、私とは友達のような関係だ。勉強の合間に食事や洗濯などのお世話をするために、時折り叔父の元を訪れているのだが、今日は相談事…

雨の日はひそかに安らぎを感じていた＜あたし＞が、放課後の図書室で出会ったのは、いつも教室でも本を読んでいるクラスメイトの男子で――。

先輩の“ありえない味覚”に、 俺は初めて大人との決定的なズレを感じた。 仕事も人柄も嫌いじゃない。 それでも、どうしても理解できない。 これは、尊敬と違和感のあいだで揺れた、…

「少しでも読んでもらえたらいいなぁ」と思い、投稿する最後に大逆転が起こる会話だけの物語です。

一匹狼ライフをこよなく愛する変わり者女子高生の黒月真央は、駅で今にも溶けて消えそうな銀髪ハーフのクラスメイトの白銀聖を助ける。 話を聞いてみると交際を開始した親友の百合カップルの…