「現代短編」を含む小説

【第1章】小野田夏生は恋人の雨宮健を待っていた。 誕生日の夜、約束したのに結局来ない。電話には、知らない男が出て、誕生日を忘れられていると思い知る。 大学に行けば、健の元彼女に会…

(8900字の短編) スカイとマリンは小６と小５。結婚を認めてもらうために既成事実の結婚式の写真を撮ろうとする。北国の港町。真冬の祝日に。工事閉館中の誰もいない海岸線にある神社。…

　ぼくには幽霊が見える。 　でも、そういうものは、こちらから手を出さないかぎりは安全だし、怖いことだってない。それはただそこにいるだけで、それ以上じゃない。 　ただし、そういうわ…

大学生の『私』とその親友の真美は水族館へ出かけることに。 それはかつての約束を果たすためだった。 ※ノベルアッププラスにも同じものを投稿しています。

ある日、私は話したことのない男子生徒から、試験結果の勝負を持ちかけられる。それから私の人生は彼に振り回される人生となった。 彼と過ごすうちに楽しいことも悲しいこともいっぱいあっ…

はじめまして、不朽林檎と申します。 時間が経って、何もかもがどうしようもなくなってしまうお話です。

現代を舞台に妖怪をモチーフに紡いだ短編集です。 広義での「怪談」というくくりにしていますが、ほのぼのとした物語も少なくないです……というか、怖さ以外の感情を丁寧に描いた物語が増え…

『もう、すぐに夜が明けるから。』

恋愛から日常系まで様々なジャンルの文章を載せています！

生きることに疲れた二人の少女、ささめとこゆきはネットを通じて出会う。その日初めて出会った二人の目的は、「心中」だった。

源清盛という名前をいじられ続けてきた清盛は登校中に憂鬱な気持ちを味わっていた。そんな中、清盛にシェリー・タイラーという少女が声をかける。

SNSで突如現れた地震を予知したBOT。あなたは興味本位からそのBOTの調査を始めるが……。

侵略者は静かにやってきた。それと気付かせずに。主人公と穏健派はそれに抗う。

唐突だが、俺は過去に戻って人生をやり直すチャンスをえた。ただの夢なのかもしれない。それでもやり直せるのであれば、俺に生きる目的ときっかけをくれた君を助けたい。これは、過去に戻るこ…

1日1話1週間で完結させる物語【金曜日はお休み】 原稿用紙1枚分　全部の物語が270字〜400字以内です。 1週目は隠語がメインのストーリー。一話目から順に、【美しい金魚】【…

モノローグ演劇会ナゴヤという、5分間の短編演劇イベントに向けて書いた中から上演には至らなかった作品を、掌編戯曲として公開することにしました。舞台は一人暮らしの女性の一室。仕事から…

(6900字の短編) 雪の降る日に出会い…雪の降る日に別れる。美しい彼女は…雪女でした。 小さな雪祭りの夜に出会った美雪は…白い着物を着ていました。彼女の吐く息で凍らせられた夢を…

「あの、お心遣いには感謝しますけど、お兄さんのことは半分も信じてませんからね」 「しっかりしてるねえ。ひとまずは俺、初対面の馴れ馴れしくて怪しいお兄さんってことで」 （※本文より…

【短編小説】 　 　男は疲れていた。人間として、この世で生きるしがらみに。 　夜風に充てられ一人、見知らぬ芒野原で思考し時には夢想する。 　 　—— 今にもかぐや姫でも降りて来そ…