「そうじゃねえだろ ハッピーエンド」を含む小説

「く、櫛崎（くしざき）さん、おはよう！」 「…………」 「嗚呼櫛崎さん、今日もお肌がスベスベで見蕩れちゃうわ！」 「…………」 　氷の女王こと櫛崎さんは、今日も男女問わずクラス…

──満月の夜に、街外れの丘の大樹の下で会おう。 そう約束していたユーリは、安い酒と縁の欠けた器を持って、夜道を歩く。 大樹の下で、孤児院で幼馴染だったカイルとの再会を果たした。…

「エレナ、大事な話があるッ！」 　――！ 　私の婚約者であるディンゼル第二王子が、夜会の最中に突如声を荒げた。 　は？　大事な話？ 「今この時をもって――僕は君との婚約を破棄…

「よくも愛しのアメリナを苦しめたな！ 貴様の度重なる悪事は、全て発覚しているんだ！」 あの、何のお話でしょうか。って言っても、誰も私を信じないわね。 「婚約破棄だなんて生温い！…

俺と四方子（よもこ）さんは商店街にあるゲーセンの常連同士で、毎週日曜日の午後は一緒にメダルゲームで遊んでいる、親友とも呼べる間柄だ。 だが、何故かいつも四方子さんはサングラスとマ…

「あぁ！　お姉様ズルいッ！」 妹のメリアは、そう言っていつも私から何でも奪っていく。 ルビーのネックレスも、オパールのブレスレットも、蝶をモチーフにしたピアスも、ダイヤモンドの…

＊ハッピーエンド確約&10万字突破しました＊ 　ブラック企業に勤める現実逃避で、悪役令嬢になりたいと願ってしまった、しがないOLのわたし。 　目が覚めると、ダークファンタジーな世…

　８月１６日（火）くもり 　今日は兄上に連れられて、生まれて初めて夜会に参加しました。 　どれでも好きな料理が食べ放題だったので、ぼくは大好物のイチゴタルトをお皿に乗せようとし…

ブラック企業で過労死した俺、雪斗（ユキト）が次に目覚めたのは、なんと異世界の魔王の城だった。 赤ん坊の姿で転生した俺は、自分がこの世界を滅ぼす魔王を討つための「勇者の魂」を持つと…

＊本編完結＊ 長らくジャンルがラブコメでしたが、カクヨム的ジャンルだと恋愛だったという事で、恋愛に変更しました💦今更〜 ！注意！何故そうなった等細かいことは考えず、頭を空っぽに…

不運にも事故死し、ファンタジーな異世界に転生した葛葉祐貴。フィルジオ・ユースタークの名をもらい、貴族の家に生まれた彼は、すぐに気づく。そこが、やりこみまくった乙女ゲームの世界であ…

「オレと結婚してくれ！！！」 　聖女エレノアは慰問先の田舎街で少年ユーリからプロポーズを受けた。エレノアは２０歳の侯爵令嬢、ユーリは１０歳の農夫の息子。エレノアは埋まらない差が…

　ダーク・サラマイデ。 　王国の西、ルナスプレンデンテ地方を収めるサラマイデ公爵家に生まれ落ちる。 　王国の三大公爵の一つ、サラマイデ公爵家。そのの嫡男として生まれ落ち、幼き…

魔法を使うことができる人間が、そう多くない世界。 魔法は〈神より授けられし尊い力〉として尊ばれてきた。 魔法使いの数、そしてその力の強さが国力に匹敵する、と、王国では魔法使いが重…

27歳にして処女の三辺菜穂（みなべ・なほ）は、派遣先で元カレ・緒形雪野（おがた・ゆきの）と再会する。 元カレといっても、彼の気まぐれで高校時代にほんの3ヶ月ほど付き合っただけ─…

私ことセリス・ランディスは、バルレアンという国で令嬢として生まれました。 しかし今の私は魔物達の奴隷。 その理由は活性化した魔物達がバルレアンに侵攻し、何もかも滅ぼしたからで…

「婚約を破棄する」── その一言を聞いた日、ローラ公爵令嬢は護衛騎士を脅して旅に出た。 捨てられたままただ、黙って引き下がるつもりはなかった。 ただの衝動、ただの意地……そう思っ…

その日、ボクは狼のお姉さんと出会った。 強くて、かっこよくて。 でも、いつも寂しそうなお姉さん。 そんなお姉さんとの奇妙な師弟関係は、ただの一年にして終わりを迎えた。 傷を…

女子高生がテンプレのように異世界に転移。しかし転移先は白色矮星に吞み込まれそうになっている宇宙船の中。魔法とか剣とは出ませんが、関西弁のAI、オオサカを相棒に魔力と言うモノを燃料…

世界一の剣の腕を誇る、剣聖レイク。 しかし彼にはとんでもない借金癖があった……。 仲間をマルチ勧誘したことにより勇者にブチ切れられて追放されそうになるが、果たして彼はパーティーメ…