「和風？ファンタジー」を含む小説

名家である寒凪家に生まれた、異能を扱える存在である『華宿り』の少女である伊鞠は、家の者から虐げられて育ってきた。 そんなある日、父から相当な変わり者と名高い秋月家次期当主との婚姻…

　可愛がられた思い出のない祖母の葬式で、イヤイヤながら父親の実家を訪れたあかり。 　楽しい遊園地の予定が潰れ、母にも叱られ、腹立ち紛れに古びた風鈴に八つ当たりしたのが運の尽き。幽…

厄神と恐れられる鬼の朧(おぼろ)。祠に封印されていた彼だったが、ある日生贄の少女隠(なばり)がやってくる。 生贄として死にたがる隠と、それを慌てて止める朧。 彼女は朧が村を祟…

神社に住む少女は生まれて以来、ずっとその場所から外に出たことがなかった。山の中心部にある神社の中で少女はカタクリという少年と過ごしてきた。彼女にとってカタクリは唯一の友達であり、…

「武官としてこの城にひそみ、仇をみつけだしたいとは思わぬか？」 仇と思っていた人間に言われた言葉に主人公、揲《せつ》は衝撃をうける。 舞台は胤国。日が昇ることのない永遠と夜が続く…

この国は、各地に、数多の地主神が祀られている。 平時は実りと豊かさをもたらす和魂だが、ときに荒魂となり、災厄をなす。 その荒魂を鎮め、和魂に還す役割を担うのが、巫師と呼ばれる者た…

とある旅人が訪れた町を二体の鬼が襲う。一人、また一人と化け物の餌となり流れる血と響く悲鳴。 鬼を唯一封じることの出来る封師達が来るまでのあいだ、旅人は町人達を守るべく鬼の前に立ち…

2作目です。 神社に祀られてる神様である「おきつね様」は夏の終わりに自分の神社の近くで行われる「残夏祭」が嫌いだった。 それは、彼にとって何十年、何百年経っても忘れることが出来な…

生まれつき才能が無いとして他の巫女から落ちぶれ扱いされている天道ヒナタは、父親との喧嘩によってついに家出を決意する。自分一人だけで悪しき妖魔を倒し、才能がなくとも巫女として戦える…

和風異世界ファンタジーです。 無能兄はつよつよ妹ちゃんが守るべき！！いや、守ってくれ！！ 妹は姫カットがいいなぁ。

『私、本来なら女中としてだけ働けば良かったんだけどなぁ・・・。』 「まぁ使えるもんはつかわねぇとな。」 『そんな便利屋みたいな扱いはやだ！もっと大切に扱え！！』 特殊部隊で女中…

戦国時代より代々守ってきた『異空の祠』 地下洞窟にあるその祠は、定期的に封印術をかけないと恐ろしいことが起る。 それを守るのが我ら鳴神一族だった。 市長「こんな訳の分からないも…

――少女は、その目で鬼を視て、その手で命を紡ぐ―― 彼女が関わるお産は安産になる……「産神の祝福を授ける助産師」と評判の少女・蓮花は、体の内外に蠢く微細な「鬼」が視える特異体質…

(同サイトで連載している『星の花』の元のお話です。数年前に書いたため荒削りですが、記録として出しておこうと思います。)

　中学二年生の空（そら）は孤独な日々を過ごしていた。 　学校で憂鬱な一日をやり過ごした彼女は、下校途中に自分をいじめるクラスの女子グループに声をかけられる。 　難癖をつけられ、嫌…

人と『精霊』が共に在る世紀の話。皇国を旅する青年が訪れた都では、月が美しい夜に大橋を歩くと怪物に生き血を飲まれるという噂がささやかれていた。聞くところによると、大昔に起こったとあ…

探偵社は今日も謎を解き、あやかしを従える。 今回の依頼人は西園寺鞠子嬢。齢17にして西園寺の当主である。鞠子嬢の父君の身におきた奇怪な殺人事件。これが今回の仕事である。さあ、探偵…

この里では一年中、雨が降っている。 里の水神の代行者に新たに選ばれた青年は出来損ないだった。 雨が降り続き、不作。このままでは餓死者が出る。 里の者達は、里の中で一番の霊力を持…

　【大神争乱神楽】という、和風ファンタジーのゲームの世界に転生した夜見(よみ)は、その世界で加護を得られなかった事そして攻撃術を覚えられず、回復術しか覚えられなかった事から姓を奪…

※残酷描写要注意です※ 2024/07/03(水)完結です。ありがとうございます、ズビズビ～ッ(泣) 2024/10/01(火)微修正しました。