「KAC20243 日常」を含む小説

　ある専業作家の日常。 　新世界構想局・文芸事業区画にて。 　KAC2024その３「箱」

【KAC20243】お題「箱」 さび猫の「サビ」は、ご主人様の「リクト」との生活が大好き。 赤色の箱とサビ猫のサビがもたらすささやかな日常の物語。

クルスは生まれてから一度も外に出たことのない箱入り娘だった。趣味は綺麗な庭作り。 唯一の家族、研究に没頭する博士を喜ばせようと、材料を集めに屋敷の外へと踏み出した。 とっくに崩壊…

「うざってぇんだよ！　このクソ野郎！！」 「ぐあっ！？」 　勢いよく蹴っ飛ばされて、俺は尻餅をつく。 「死ね！！」 　追撃の蹴りが顔面に叩き込まれる。 　衝撃で地面に倒れ…

私の名前は希。 私は物心がついた頃からこの「箱」から出たことがない。 コレが私の日常だ。 だから、私はコレが不幸だとは思っていない。

※ネタバレ、ゴキブリの表現は出ないのでご安心下さい。 ゴキブリをバケツで捕えたと話す女子中学生のミヨと、それを信じない女子中学生のナツの物語。 ※KAC2024参加作品3作目…

俺と幼馴染みとその猫の何気ない日常

『水の空の物語』の番外編です。 風花の友達、ひろあが主人公です。 ファンタジーではなくて、日常の恋愛を描きました。