「＃若様」を含む小説

魔掟士になるための士官学校、その中等部、技士科に通う三年生、火選崎翼は学年一の劣等生である。おまけに、その妖しげな風貌と彼にまつわる恐ろしげな噂から〈怪奇崎〉という渾名を付けられ…

許婚者がいると突然言われ、結婚相手は自分で選ぶと反発して家出したら、相手も同じく家出していた。そして偶然出会い、偽名を名乗り合う。

モテモテの若様は、義理チョコなどいらぬとおっしゃる。 それなら、わたくしが、本命とはどういうものかをお見せしましょう。 というわけで、恋は成就したが、初体験のピロートークの中身は…

大国ジュダイヤの城に、ナレイという名の少年がいた。 　使用人の中でも使い走りで、取り柄もなければ根性さえもない。 　だが、この大国の姫君、お転婆娘のシャハロとは、実を言うと幼馴染…

お城から小犬をどうやって盗んだかという話です。お気軽な推理時代小説です。 とある田舎の江戸時代の雰囲気を、楽しんでいただければと思います。 美少年な若さまの出生の秘密を探る物語で…

「待たれー、そこの者、どこへ行く。ここは大坂城なるぞ」 　幸村は、にやりと笑って見せた。その口元からは歯が、二本見えた。 　入城を止められたのは仕方のないことだった。永年の質素…

昔々、素羽鷹沼のほとりでは、素羽鷹（そばたか）の国が五つの隣国と仲良く暮らしていました。 ところが或る日のこと、その昔、都の天子様にそむいて兵を挙げた謀反人として、この地で討ち…

私達の世界にそっくりで、それでいながらほんの少しだけ違う世界。 とある国の、小さな町にある貴族の屋敷に、一人の少年がピアノを弾きながら、静かに暮らしていた。 そんなある日、その屋…

時は徳川の世。前世は人だった変わり種の鬼の里の若様がいた。名を火白童子。 人が喰えない彼は、百年の節目に、ついに父親に追い出されてしまう。 ついて来てしまった従者、許嫁の山妖の姫…

舞台はとある寒冷地。 凍った湖に面して、雪に閉ざされたある小さな屋敷の中で、さる貴族の若君と、その付き人のメイドが繰り広げる対話劇。

漫画……ということで、小説よりはシナリオに近い形でまとめました。 シナリオって……あかんやろ!?(゜Д゜) でも、ほら、行動描写が一切無い、会話型小説ってのも、ありますし。 地文…