「和風ファンタジー 怪異」を含む小説

【あらすじ】 「大きな白鯨は見た者の願いごとを叶えてくださるそうだよ」 化《ばけ》 噂話や伝承などで人々に知られており、一般に災のもととされ神とは違い怪奇を引き起こす根源と信じ…

霊や妖、この世ならざる者の存在が認められた現代日本。法律により、呪い、心霊現象、祟りなどの超自然的現象を裁く時代。 そんな時代に、数多の悪霊を従える少年がいた。名を、枯枝 無垢郎…

花街・紅灯《こうとう》の川にかかる小さな橋。 そこには毎晩、0時前になると“名乗らない青年”が立つ。 茶屋で働く灯里《あかり》は、仕事帰りにふと彼と話すようになり、 夜ごと少しず…

平凡な高校生・小鳥遊ひなこは、 ある夜、校舎で“異形”に襲われる。 彼女を救ったのは、人の血を避けて生きる吸血鬼──綾人。 その日を境に、ひなこは不穏な夢を見るようになった。 …

赤く染まった畳だけを残し、人が消える——。 諏訪湖に伝わる怪異《ミカヅチヌシ》に力自慢の若者・与一が立ち向かう。 1000年以上前の小さな村で起こった奇跡の冒険譚。

隠密組織〈ヤタガラス〉の最強剣士・京志郎。 その前に現れた依頼人は、なんと閻魔大王のじゃじゃ馬娘だった。 「地獄行きは勘弁するから、手伝って！」 鬼退治に挑む異色コンビ。最強剣士…

少し不思議で、大正浪漫と文学の香りが漂う物語。 舞台は大正四年。 原稿依頼の初仕事を成功させるため、東京までやってきた新人編集者の主人公・虎丸。 謎に包まれた美貌の幻想文学作…

私が山桜の下で出会ったのは、妖しくも温かい——奇妙な声だった。 彼女が教えてくれたのは、この山に鬼が出るという伝説で……優しくもほろ苦い、昔々のお話。 ※一話完結です。

『ひかり」――それは、天宮に昇る、人々の感情の結晶。 大人を信じられない少年、僕は、ある夏の日、天から落ちてきた少女に出会う。 はじめは記憶を失ったという彼女のことを信じられ…

化物だらけのこの国で、女は全てを書き記す。 廃刊が決定したオカルト専門雑誌の記者――鬼門シゲルは、謎の書置きを残して他界した天才作家の死を追っていたが満足に情報が集まらない。そ…

家族を失い、昏い眠りから目覚めた少女・鬼灯オロ。 彼女の体には、蛇の怪異・カガチが棲みついていた。 人と怪異のはざまで生きることを強いられるオロ。 そして、妹・メレナもまた、目…

「復讐？　そうかもしれないし、そのように単純な話ではないかもしれない」 時は、桜京。 冬幻家が天下をとり、各地にいる将軍の中には怪しい動きをするものがいるものの、表面上は穏やか…

煙々羅（えんえんら）と呪念捜査官。 それは、〈悪運憑き〉と呼ばれる異形と、それが生み出す呪念から人の世を守る者。 煙々羅は、人間がその身を捨て、世の理の外のモノと成ることで、煙と…

その文具店では、万年筆も封蝋も。 呪いまでも売っている。 店の名は『まほろばの月』――表の顔は文房具屋、裏の顔は“怪異を祓う陰陽師”。 店主・望月直斗と店に関わる者たちは人の心…

文明開化の華やかな光と、古からのあやかしが息づく闇が混在する街、帝都・東京。 帝国大学に通う書生・三上玲（みかみ れい）は、その身に「外つ神（とつかみ）」と呼ばれる異界の存在を呼…

※方向性は型月とかBLEACHみたいな感じです。 怪異対怪異。 恐怖と解明の伝奇バトルアクション。 　———こんな話があった。 　意思を持つ刀が次から次へと人の身体に乗り移り…

2040年。今より少し科学の進んだ世界で、科学の手には負えないモノノケを狩る人々-霊者がいた。 霊者の一派、言霊師の名門である手奈土家の次期当主・唄羽は、一度も実戦に出た事が無い…

嵐がやってきて海辺にＵＦＯが落ちたつぎの日、いつもと違う町のなか辿りついた古書店で小鳥遊幸子は恋をした。 空っぽの住宅街、 シャッターのおりた商店街、 町に唯一の高校は来年で廃…

町の端にある小さな便利屋・和泉要は、いつも店を放り出して茶屋でだらけている。 しかし彼のもとには、何故か人と怪異の困りごとが集まってくる。 面倒だと嘆きながらも放っておけない要が…

古い寺のそばにある書物屋「幽書堂」。 店主の志摩 稔は、奥の人目に触れない書物室で怪異の記録を集めている。 ある日、偽僧の市川 甚九郎が持ち込んだ奇妙な依頼をきっかけに、静かな書…