流天の剣/女(るてんのけんにょ) -剣豪少女と意志持つ妖刀-

各章概要

各章のあらすじ

「始まりの話」……今作の主人公、不死身の少女「天（てん）」と意志持つ刀が合わさった怪異、「流天（るてん）の剣女（けんにょ）」にまつわる怪談話。

「佐々木迷宮」……高校生新聞記者、「近衛（このえ）槙（まき）」は、お話屋を営むという「瀬古（せこ）逸嘉（いつか）」の依頼で、天と共に数十年放置された空き家を探索する。そこは入った者を二度と離さない、胃袋のような迷宮だった。

「海の玉並べ」……冬の海にどうしてか旅行に向かったお話屋一行。そこで出会うのは海神の伝説と、天の不死性にまつわる真実。そして神と亡霊剣士の殺し合いが幕を開ける。

「鳰下町（におしたまち）ミュージアム」……お話屋所長を自称する英国ロリータ少女「エイダ・ミラ」が帰国。数多の怪異を身体に宿す彼女と天を連れて近衛は美術館に訪れたが……

待っていたのは、展示品全てが怪異と化した異界であった。

「煌豪烈人（こうごうれつじん）」……製作中。記憶と場所を燃やす怪異を追う、学校舞台のミステリー。