「クルクル」を含む小説

　場面がクルクル移り変わって最初は或る老夫婦の家からさほど遠くないぬま池。次の場面はぬま池（穢土）から天国（浄土）へ。 　地上に戻り、次に雲の上へ。 　幕引きは音楽とダンサー…

クルクルと踊るお姫様は可愛くって素敵ですよね。 そんなお姫様が見たくて書きました。 思いのままにご想像してくださると幸いです。

ジーコ……ジーコ……とネジを巻く音がして、オルゴールのメロディーが拡がる。曲目は「月の沙漠」　幕が開く。舞台には何もない。赤ずきんが手に四角いバスケットを持ち、ニコニコとオルゴー…

夕暮れ。『かごめかごめ』の歌が聞こえる。 私の周囲をクルクル回り、背後に立つ彼女。 そして、どこか懐かしい声で、私は問いかけられる。 うしろのしょうめんだぁ～れ、と。 …

（はぁー、大学に入ったら何か変わるかと思ったが何も変化はない。むしろ、バイトと学業に勤しむだけなんて。もっと、ドラマみたいに出会いに溢れているかと思った・・・・。そんな訳はないの…

会社から帰宅する途中の夜道、「私」は一体のビスクドールを手に入れた。 水色のドレス、クルクルにカールしたブロンドの巻き毛、美しい少女の顔をした一体の人形。 「私」に人形を渡した…

　香国には無能者の常人と気香を操る香人、蜜香を纏い幸運や才能を齎す蜜人がいる。 　２歳の或る日突然に国の管理下に置かれ本当の名前も誕生日も忘れてしまった少年は香人でも百香と呼ばれ…

女性２５歳 大卒、３年目、仕事にも慣れて自分の時間を持て余す 気分屋の彼女の気持ちの浮き沈みを描写

名前は一番の呪詛…鬼でさえ自分の名を呼ばれ返事をすれば、呼んだ相手に従うことになる。 怜香はカウンセラーである理恵と出会い、自分の名前のなかに二つの運命がある事を知った。 すると…