「「源氏物語」」を含む小説

人生経験豊富な女性「百恵」でも恋愛は乙女チックな百恵のラブストーリー

光源氏に選ばれなかった姫、主を裏切るしかなかった女房、忘れられた人々――彼らの物語を連載形式でお届けします

　ようやっと西暦の９月になりましたね。昨日、一昨日あたり盆踊りをやった町会も有ったようで、こんな歌を詠んで見ました。 　末っ子だった私は、子供の頃、いつだって誰かの背中を追いかけ…

室町時代に成立したかとされる『雲隠六帖』（『源氏物語』「幻」の続編、補作・偽書）のうち、第一帖「雲隠」の現代語訳を試みます。テクストは中世王朝物語全集14『松浦宮物語 雲隠六帖』…

『源氏物語』の世界に転生した私。今まさに紫の上が垣間見されようとしている！？

BL作家の「私」は、新作を完結させた直後に事故に遭い、目覚めるとそこは平安時代――しかも、自分が「紫式部」に転生していた！？ 宮中では筆比べが盛んで、清少納言ら才女たちがしのぎ…

時は平安。 1人の美しい姫君が入内をされ、帝の寵愛を受けられました。 ※注意事項※ ・本作品は源氏物語を参考にしています。 ・有り得ない展開になったとしても受け入れてください…

「もしも、源氏物語の“空白の一帖”が、完全犯罪を暴くミステリーだったら？」 「もしも、山月記で“虎になった理由”が、宇宙的規模のSFだったら？」 　私たちの文芸部では、そんな「…

全ての紫式部に、ごめんなさい── 源氏物語を読んでいない、それどころか古文大嫌いな作者がお送りするキラキラ（意味深）物語。 当時はこれが雅だったってマジ？　と思うようなお下劣な輝…

山奥に橘の花散る里があった。 かの光の君の妻の一人だった橘の花散里の君の姉の一人が里に来て、余生を送ったと言う言い伝えがある。 この里に住む少女である紫子（ゆかりこ）は幼なじみの…

ちーっす！ 難波の商人から、平安京の女房になった、超式部や。 平安京は、セックス、セックス、セックスや。 そのための街、京都やからな。 ウチが『源氏物語』の裏側や屋台骨を、全部わ…

　地獄の根暗、そう呼ばれた文系でありながら武闘派少女ゆかり、未来の紫式部が、暗黒太陽、道長と知り合ったものの？　彼女が無意識に巻き起こすハッピーな数々の騒動と、大作家への成り上が…

　源氏物語サイドストーリーの習作的スピンオフです。 　短編集になります

人類は集団で生きてきたから　 女性が正規分布の中心付近に　 分布が集中するのも　 仕方がないと思う　 分布から外れればハブ(村八分)られる　 昔と違って　人権で異端児は護られ 異…

私、山吹 霞(やまぶき　かすみ)は大事な友達の小春から相談を受けた。 「誰かに見られている気がする」...と 犯人は、アイツしかいない。 文学バカのアイツしかありえない。

気づけば私は『源氏物語』の時代に転生していた――しかも侍女として！？ 平凡に生きようと決意したのに、冷酷で美貌の帝に目をつけられてしまった。 帝は周囲に恐れられ、妃たちですら夜伽…

高校時代のとき、付き合ってた女が結婚すると聞いた。俺は高校生の時どうしようもない程その女に溺れていた。 女は言った「私をここから連れ出して」 やってやるよ。

同窓会で故郷に帰った熊谷は現役引退した古典教師からいきなり短歌を告げられる 高校時代あこがれていた人が僕とのことで この先生に相談していたことを知る 「帷が降りるまでのこの時間…

チビで流されがちな学級委員長、藤崎侃(すなお)。 厄介事をなんでも投げてくる担任教師によって、転校生の引率をすることになる。 その転校生は、目が見えなくて。 けれど、誰よりも綺…

令和に生きる高校二年の女子生徒、沢山帆弥が目を覚ますと――視界に映るは、いつもの見慣れた天井ではなく。朧な意識の中、辺りを見渡すと几帳や簾、襖などが次々と目に留まる。そんな不可解…