「短編 ハッピーエンド」を含む小説

『2025年は10年に一度のオーロラチャンス』 やりがいの無い日々にうんざりしていた景は、気がつけば仕事をサボってフィンランドに向かっていた。そこで彼女は無二の親友と出会うーー

高校時代、屋上で天体観測をしていた榊原美咲。 そこで出会った転校生・田中俊介と、星空の下で「同じ大学に行こう」と約束した。 しかし、入試に失敗した美咲は一人だけ地方大学に進学し、…

今日もクラスメイトの巽（たつみ）さんに、電話で勉強を教えていた俺。 巽さんは理解が早いので、程なく今日の分は教え終わった。 「また明日学校で」とお互い挨拶し、電話を切る。 ――が…

毎週水曜日、同じカフェの同じ席で一人の時間を過ごす女性。 人間関係から逃げ、社会から距離を置いて、孤独を守ることが幸せだと思っていた。 ある日、その向かいの席に現れたのは、五年後…

隣の席の水川（みずかわ）さんは、常にクールで男女問わず見蕩れるほどの美貌を誇っているため、僕は密かに『氷の女王』と呼んでいる。 そんな水川さんをこっそりモデルにした小説を書いたと…

幽霊が出ると噂の旧校舎で謎の歌声を聞いた山岸千早は、そのかすれ声の主をハスキーさんと名付けた。ハスキーさんの声に魅了された千早は、クラスに馴染めずにいる近藤真美と一緒に旧校舎へ忍…

童話の世界には、人の闇が実体化した怪物「影」が潜んでいる。しかも、人の闇は価値が高いとされていた。 そんな闇を殺し売る者たち〈キラー〉――。 黒髪赤目の魔法少女（の格好をした…

荒んだ高校一年生、倉田一の物語。 成長譚。

通行人の誰もが思わず振り返るほどの美少女である鳩原さんと僕は、とあることがキッカケで毎日一緒に学校から帰る仲になっている。 そんなある日――。 学校から帰る途中で、何故かトラバサ…

演劇部に所属する水嶋　圭はいつものように旧校舎で練習をしていると、不知火　日奈と出会う。彼女は６年前に旧校舎で亡くなってしまった幽霊であり、生前は圭と同じように演劇部に所属してい…

醜女と呼ばれ、妹の影に隠れて生きてきた岩の女神・イワナガヒメ。 父神から授けられた鏡に映ったのは、岩のように無骨な表情の自分だった。 失意のまま社に籠った彼女の前に現れたのは、太…

バッドエンドなのかハッピーエンドなのか、読む人と受け取り方によって違うと思います。 信也は最期幸せだったのか、はたまた何を考えていたのか、想像して読んでみてほしいです。 この作品…

高校一年生の板野瑠香は、幼馴染の末永凛に恋をしている。 いっしょにいられるなら、友達のままでいい。どんな形でもいいから、そばにいたい。そのために、この想いは胸に秘めておこう。 な…

ライブが終わり、アンコールまでの短いドラマ。

　大学ニ年生の前川蒼大には、忘れられない幼馴染がいる。白瀬美月は誰もが振り向くとびきりの美少女だったが、本人もそれを自覚していてあざとい一面があった。それでも明るく活発で、男女問…

平凡な高校生である和真（かずま）とは対照的に、幼馴染の千枝（ちえ）は美人でスタイルもよく、コミュ力も高いので、男女問わずクラスの人気者だ。 そんな二人には誰も知らない秘密がある。…

　俺がこの高校に入部して、早や二ヶ月。 　そろそろみんながどれくらい親しくなったか確かめるためと言って、担任の先生が、『一人三問、自分に関するクイズをみんなで出し合う』というレク…

主人公の誠人（まさと）は２０歳の大学生。 誠人は近所に住む小学校６年生のはるみに、何故か異様に懐かれている。 そんなある日、突然はるみに告白される誠人。 当然事案になってしまうの…

俺と四方子（よもこ）さんは商店街にあるゲーセンの常連同士で、毎週日曜日の午後は一緒にメダルゲームで遊んでいる、親友とも呼べる間柄だ。 だが、何故かいつも四方子さんはサングラスとマ…

　仕事に疲れた葛城命は、うっかり電車で寝過ごして奥多摩へ行ってしまう。 　駅前で出会った不思議な小狐に導かれ、古民家へと招かれる。そこには妖狐の永久が眠っていて、命にとある提案を…