この物語は、そっと自分の背中を押してくれるお話です。不思議な喫茶店での体験をキッカケに、主人公が自分と向き合い、変わろうと行動する様子が描かれています。舞台となる喫茶店では、店員さんのミステリアスさや、言葉通り自問自答する描写が特に印象に残りました。締めくくりの言葉も素敵で、余韻が心地よく感じられました。あとがきからは、作者様から読み手への応援も込められていて、最後まで温かみある内容でした。普段から塞ぎ込みがちな方にオススメしたい作品です。