「青春短編」を含む小説

続いていたり、そうではなかったりする話。 どこから読んでも良かったりする短編集。

　定時制高校に通う高校二年生の多々声は文芸部の部長として一人淡々と活動を続けている。 　彼女は人との関りをさけ、一人きりの文芸部という自分の居場所で誰にも見せるつもりのない小説を…

地味な俺は、クラスのマドンナ・白鳥栞に憧れていた。しかしある日、彼女らしき猫アイコンの秘密の裏アカウントを発見！ そこには「彼のことが好きすぎる」「毎日見てる」という、俺への愛と…

国際信州学院大学の心理学部二年、叶恋次（かのうれんじ）。顔は中の上（自称）、ユニクロで清潔感バッチリ、なのに彼女いない歴＝年齢！ チャラい幼馴染・遊人に煽られ、「今度こそ彼女を！…

「でね、その従姉妹の家で飼ってる猫ちゃんが、警戒心が強くてなかなか僕に懐いてくれないんだけど、おやつをあげた時だけはすぐ近寄って来て、夢中で食べてくれるのが、凄く可愛いんだよ」 …

下顎に生えた、一本の長いヒゲ。 鬱陶しいので抜いてみたのが、悲劇の始まり。

勉強も運動もできないクラスの日陰者、マリン。 マリンは冴えない自分のことを、本当は海の怪物を倒す選ばれし戦士なんだって思ってる。そんなマリンのことが、私はけっこう、好きだった。 …

　昨日、近所で起きた殺人事件の犯人が逃走中。高校2年生の宮村凛はバイト終わりの賄いを食べてる最中、心配だから迎えに行くと親に電話を掛けられる。 　凛は一緒に食事を食べていたバイト…

恋愛をするにも才能・センスが必要だ。 顔が良い、スタイルが良い、足が速い、賢い、優しい、心理的なテクニック、勇気等々。 現代社会を生きる多くの人々の悩みの種だ。 しかし、才能・セ…

高校二年生の春、私は同じクラスの蒼太に恋をした。 でも、想いを伝える勇気が持てないまま、彼は転校していった。 それから十年。社会人になった私は、故郷の海辺の町に戻ってきた。 そこ…

幼馴染の星奈に頼み込まれたもんで、私（夏希）は月を目指すことになった。 ……いやいや、ちょっと待て。私たちって中学生だよな。 正気か？ いやまあ、善処するけどさ。 第2回カクヨ…

ここはオメガバースの世界 Ωであることを隠して生きてきた高校生の武田悠馬は パートナーが見つからないこと、薬を飲んでも効き目が薄いことを理由に、スリルのある自慰行為を癖として…

若者たちが経験したひと夏のきらめき。海辺で繰り広げられる青春物語。

日和見主義の権化たる高瀬悠斗は「楽そうな部活」を探して演劇部に辿り着いた。 しかしそこは地獄の風景だった。 演出家と役者の「演技論バトル」。仲裁してなお油を注ぐ副部長。すぐに破壊…

タクミが偶然見つけた『一品食堂』。そこで働いていたのは、同じクラスのトモヤだった。 おいしい料理に、『ひと味惚れ』をしてしまうタクミ。 家庭科教諭のマキちゃんに『好きな味って、恋…

中学３年生のマサキと同級生の森川あずさの恋模様を様々な情景や人間関係を抱えながら進んでいく淡く脆い、青春恋愛物語。二人の関係がどのように変化し、何がキーとなって場面が一変していく…

短編です。付き合う前の男女が星空観察に行くようです。 それはそれは綺麗な流星群が見えます。幸せになる、一歩手前の物語―― 長編連載しております。 そちらもどうぞ！

あのとき占い師が言った「お幸せに」という言葉が、今も胸の奥で響いている。 恋をして、別れて、それでもどこかでまだつながっているような気がして。 あの日々を思い出すたびに、少し…

藤のようにしっかりしていて、地に足をつけているOLの姉、夏帆。シジミチョウのようにひらひらと自由人な美大生の妹、葉月。何気ない姉妹の日常描いた「藤とシジミチョウ」 子供ゆえの好奇…