「ふたりなら」を含む小説

午前三時。真夜中にその幽霊はやってくる。いつでも日だまりのようなバターの匂いを纏って。 幽霊、小手毬ハイネは、この世への未練を断ち切って昇天するためにお菓子作りが必要だということ…

魔剣、それぞれ異なる、尋常の剣ではありえない特異性を持った武器。 とある山奥の小屋に、その魔剣を研ぐことのできる青年がいた。名をモルガというその青年は、ある日記憶喪失の少女を拾う…

X（旧Twitter）で毎日投稿している短歌のまとめ。 月末に一度更新します。 ノベルアッププラスにも同じものを投稿しています。

時は戦国時代、多くの戦国武将と豪族達が争いに明け暮れていた。その中で天下の統一と安寧を願ったふたりの武将、北畠具教と織田信長。ふたりは相争い、大河内城の戦いなど多くの戦を展開する…

ふたり暮らしをしている姉弟。 ろくでなしの姉、撫子と、人間嫌いの弟、緑。 弟から姉への好感度は、マイナス。 そんなふたりの日常。

貴族の娘として生まれ、何一つ不自由ない生活を送っていたカリーナは 何者かの陰謀により暗殺されかける。 その時に、兄のように慕っていた執事グレンが自分を庇ったせいで死去。 そのうえ…

牛久正明（うしく・まさあき）には、お隣に幼馴染みの女の子がふたりいる。 ひとりは、幼い頃からいつでも隣にいるような気がする姉の方、綾野原紬来（あやのはら・つむぎ）。 もうひとりは…

１９９６年広島の海辺。 こんな私でも理想の女性になればきっと愛されるはず。 そう夢見ていた高校生のさゆりに幸運が舞い降りてきた。父の転勤でロサンゼルスに引っ越すことになったのだ。…

第一部『夢のパンケーキを求めて』 ある夏の週末、南志帆は夢で見たパンケーキを求めて、自転車を漕ぎ出す。真夏の街を走る中で、彼女は自らの内に秘められた想いに気づき、人生と向き合っ…

親友のコウタの妹、こころが結婚する。僕はコウタから「あいつが結婚するっていいだしたらさ」と、頼まれていることがあった。

舞台は剣と魔法に溢れる世界に浮かぶ大陸、国家支配が滞る国。 冒険者歴三ヶ月、剣使いであるリアンを、モンスターから救った弓使いの最強美人、スミレ。リアンはそれからスミレに惚れ込ん…

　毎週水曜20時更新。 　第一部：隔離領域編 　街は寄生エイリアン、蛦(ゼノ)の拡散防止のため封鎖されていた。そこに住む少年、トキワと幼馴染みのハネズはふとしたきっかけで蛦に寄…

《不死身の友人》を求める財閥令嬢の元に四組の立候補者が集う時、各々の不死身を証明する『友人審査』が開幕する。 だがそれは不死騙りを炙り出す連続殺人の幕開けでもあった！ 『工学』…

中学の同級生だった「のんの」と「しーちゃん」。 当時はそれほど親しくなかった私たち。 別々の人生を歩み、50歳を過ぎたころにばったり再会。思いがけず始まった、しーちゃんちでの、ふ…

大陸北方、曠野のただなかに孤立した宗教国家、ラサラ教国。 その正教都にある養護院で敬虔に日々を過ごしていた少女ルツィカは、ある日、路地裏に行き倒れていた旅人ヨルマを拾う。養護院に…

東京で働いていた主人公に一本の電話があった。 新たな決意を持って実家の農業を始める事になる。

ひょんなことからゲームセンターで知り合った氷河期世代のおっさんと生意気な男子小学生は、会社と学校に嘘を付いてふたり会う事にした。 この物語は過去に大量生産されて忘れ去られた人工…

ヘスティア王国の男装騎士レラは植民地化の任務を遂行するため、竜人族と呼ばれる異民族の土地に出征した。 男よりも豪傑で剣技にも優れているレラだったが、竜人族の王、“竜王”の前であっ…

小さな町に、八百屋の店番をする男がいた。男は、家庭の崩壊と貧しさで、荒れた青春を過ごした。しかし三十年の歳月が男の心を癒やし、他者の幸せを祈る〝祈る男〟に変えた。男と同じ町にある…

野中実月は三十路目前にして女性経験がゼロのサラリーマン。 とある過去の出来事から「自分に恋人なんて……」と考えていた実月だったが、 初めて参加した合コンにて名雪双葉という女性に介…