「短編百合」を含む小説

無機質だったAIが”好き”に触れて女の子に変わっていく話。 ――あなただけの、かわいい"シロ"に。

「足首舐めて。」南の過大な要求に嫌悪されるまま杏奈は応える。唾液と欲が交互に混ざり合う南は次第に杏奈に対して思いを伝えていく。カッコいいのになぜか孤高の存在と化してる杏奈。キャピ…

彼女が行っているのはただの献身ではない。 毒だとわかっていても、手を伸ばさずにはいられない。 そんな危うい渇望だった。

3500年前の古代エジプトのナイル川の川べりでは、今日も今日とてイピディアとミラという魔女同士の戦いが繰り返されていた。 イピディアに「常に勝ってるから私の彼女になれ」と言われて…

――じゃあさ、付き合おうよ。 そう言われて、あたしと由希は付き合いだした。 でも、あたしには『普通』の女の子だと思っていた由希の気持ちがどこまで本気なのかが、わからなくて。 …

私のお姉ちゃんは不器用な人だった。 そんなお姉ちゃんのことが大好きだったが、お姉ちゃんは海に溺れて死んでしまう。 そして、私がお姉ちゃんの享年と同じ年齢になったある日、私は弾き語…

付き合ってはないけれど、なんとなく、この関係を続けたい。 面倒なことなんか後回しにして、君と怠けて過ごしたい。 君のことをどう思ってるとかないけれど、君が好きな私でいたいと思って…

小さな頃から支え合ってきたナディアとシグリッド。皇室騎士団を目指して出世したシグリッドは精鋭として戦地に赴く。共に暮らそうと誓いを立てたナディアは彼女が無事に帰って来るのを祈りな…

女子高生の戸高は、従姉で恋人の律と二人暮らし。 想い人との念願の生活に舞い上がっていた戸高だったが、仕事で疲労困憊状態の律との日々は、当初思い描いていた想像とはかけ離れていて……

有名なスターホースの訃報を伝えるニュースの関連にあった、リンドンガールという地方馬の訃報のニュース。その名を目にした瞬間、「私」は十年前の日々を思いだした。好きなお姉さんが働いて…

この季節が来るたび、きっと君を思い出して胸が痛む。 永遠なんてないとわかっていても。 ※この物語はフィクションです。 とある作品から着想を得て書かれた物語ですが、 登場する人…

私の後輩は甘えんぼうだ。隙あらば頭を擦り付けてきて、安心したように声を漏らす。そんな彼女は、とてもかわいい。 でも。たまには、私だって──

愛を味わいたかった。 貴族が支配する王国で、愛を成就する難しさよ。 王立学院での青春の日々、私たちは酷く傷つけあったね。 それも今日終わる――卒業式に響くかの声が、運命の幕を引く…

廃部寸前の茶道部で、一人ぼっちだった二人の女の子が「縁（えにし）」を求めるお話

ずっと仲のいい幼馴染と、激メロ女の話。

別れる前最後のデートで水族館に訪れる二人。過去を思い出しながら、静かに別れの時間は近づいていく。

放課後の静かな図書館。 返却カウンターではなく、決まって「み」の書架の前に本を置いていく先輩。 そこに挟まれていた小さな紙片をきっかけに、私と先輩は言葉を交わさぬまま、本を通して…