「現代怪談」を含む小説

とある理由から母の死に目を無視し、自分を優先してしまった春来は母への罪悪感に苦しんでいた。 そんな彼だが久しぶりに再会した友人とした肝試しでのとある出来ごとで母の本当の気持ちを知…

過労とストレスによる心筋梗塞で突然、命を落とした42歳のサラリーマン、クロダ(仮称)。 目を覚ますと、そこは面接室だった。 仕事一筋で生きてきたつもりだった彼の罪状が、そこで明か…

自分の秘密を気ままに語れる場所！ それぞれが抱える悩みや秘密、誰かに聞いて欲しい話を好きなように語れる場所です！ 自由に好きなことを話してもOK！ もちろん話を聞きたいだけの人…

眠れない夜、ふと始めたAIとの何気ない会話。 ホラーを書きたいと相談したら、返ってきたのは—— 「もう知ってるよ」 話してもいないはずの家族の名前、近所の公園、あの神社。 どう…

都会の片隅で普通に生きている人々に起こる怪異。 どうして私に、どうして僕に、 どうしてわたしが えらばれたのか 第一章　303号室　夕羽 第二章　薫 第三章　坂上中央二丁目　…

この世界には、目を背けたくなるような恐怖が存在している―― 「その影、なお在り」は、現実世界を舞台にした恐ろしい1話完結のオムニバス小説集です。 都市伝説や昔話、神話の中で語ら…

おっとり天然な性格ゆえに男を寄せてしまう美織と彼女を守る良き相談相手の茉奈。 大学で出会った2人は互いに親友と呼べる仲になっていた。 そんな中、茉奈は美織から元カレの智也がストー…

幼い頃、私は〝それ〟に追われた。 黒く曖昧で、音もなく近づいてくる恐怖――私を救ったのは、満開の桜の木だった。 時を経て、母の死をきっかけに地元へ戻った私は、再び〝あの場所〟を訪…

最近、私がネットに怪談を投稿してる話を知人にしたら、体験談を教えてくれた。1980年代ごろに成立したといわれる怪談、『ばばされ』の話だと言う。彼女の年齢から計算すると、ちょうど1…

主人公の下見は、転勤族の父と共に転校先の中学校にやってきた。 校長室に案内された下見だったが、具合が悪くなる癖が出て、つい部屋を飛び出してしまう。 下見は腫物のように扱ってくる父…

大学の学祭で占いの店を出した私。学生、疑り深い講師、近所のニュータウンから来た親子、いろいろな人がやって来た。 そして、OBだという男性の名前を占ったとき、私の身に起こったことと…

過労で疲れ切ったサラリーマン・吉岡は、高野山の麓にある古びた宿坊「無量光院」に迷い込む。帳場の女は顔がなく、宿の主人・玄海は大正時代から時が止まったままの僧だった。夜ごと現れる無…

阿僧祇那由多は霊能力者である。そして同時に探偵でもある。謂わば『何でも屋』であり、日頃から様々な依頼を受けてはそれを解決する。全く以ってよくある話。不思議な事などなにもない。………

どこからか毎日送られてくる迷惑メール。 面倒くさいが必要メールが紛れていないかチェックを日課にしている。 ざっと眺める中で、一通だけ異質な文言が。 日常の中にすっと忍び込んで…

家を新築した友人の家に遊びに行ったら、とてもエコな冷房設備があったというお話です 二十年以上前にとある業界誌で800字短編の公募があり、そこへ応募して没になった作品の供養です 原…

「あなたは世界に選ばれました」 　 ある日、K国での発症を皮切りに。 　人類はゾンビ化を発症した。 　その日を境に、どんどんと減っていく人類。 　不気味なメイドが告げる「世…

夏の帰省先、静かな山村。 幼い頃に聞いた“近づいてはいけない家”の噂を思い出し、廃屋へと足を踏み入れる。 そこに残された母と娘の記録。 ふたりを襲った悲劇と、その“続きを求める声…

　今作も怪談を書いていこうと思います。世の中というのはなんとも奇妙な縁があるようです。 　怪談というのは尽きないもので、人が生きている限り生み出すようなものなのでしょうか。因果な…

祖母の実家の寺には「御神木」と呼ばれる巨大な楠があった。住職だった大叔父に頑なに守られ続けたその木が切り倒された時……

　書籍化のお死らせ　です。 　最後まで読んで頂けると嬉しいです。