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- ★★★ Excellent!!!心に響く、名エッセイ集
なんと、祖父が朝日新聞の「天声人語」を執筆しておられた青山翠雲さんが書かれた「転世甚悟」、本家にも勝とも劣らない、名エッセイになっております。
翠雲さんが日々考えておられることが16編に渡って綴られておりますが、どれも心に響く、また学びの機会のある作品となっています。
特に印象に残ったのは、「年寄りの同じ昔話を何度も聞かされて辟易する、というのは、よく聞く話である」「アップデートがもはやなく、生きている『今』に於いて、語るべきコンテンツもなく、起伏のない生活となってしまっているからである」というものですね。まさに、今の自分がそうなりつつあるのを自覚しているものですから、「これじゃいかん…続きを読む - ★★★ Excellent!!!鋭い視点を短いコラムで!
青山翠雲氏のエッセイ。これが短くて驚きなのです。長くて行間が詰まった文章を読むのが苦手なので、私は青山さんの作品に対していつも『長い!』と文句を言って困らせておりました。(笑)
でもこのエッセイは短くて読みやすい。
天声人語といえば、日本人なら知らない人はいないと思われる、新聞の超有名コラムです。
それをもじったタイトル“転世甚悟”、意味は、第一話目を読んでくださいね。
天声人語は、誌面の都合で6段約600字と決まっています。それに合わせてこのエッセイも、同様の段落と字数で書かれています。
簡単に言ってますが、これはそんな楽に出来ることではないです。一つのまとまった文章を著すのに、あ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!世に転びて。人よ、この警句に注目せよ!
転世甚悟。
「世に転びて、甚だしく悟る」
…と云う意味なのだそうである。
こちらの作者様の祖父の方は、かの有名な「天声人語」の筆者であられたと言う。
その昔、天の声は大マスコミの担当者の筆により世に広まっていた。
だが、今は違う。
投稿プラットフォームというものが生まれ、誰もが「天」(人)の声を発信することが出来るようになった。
これは、やはり素晴らしいことなのだ。
作者様はカクヨム引退を考えたりなさっていたともあるが、どうか書き続けてほしい。
そして我々に教えてほしい。
変わりゆく世相を。
その世相への思いを。
イザヤ・ベンダサンではなく。
いざや!弁出さん!