概要
純正論理の極致。究極の密室殺人を巡る、少年少女の知的遊戯に刮目せよ!!
小説家の左右田鍵錠という人物が、密室空間内で死亡した。
真相は次に述べる十個の条件を、同時に満たす。
条件一。左右田鍵錠の死は、即死である。
条件二。左右田鍵錠の死は、他殺である。
条件三。犯行現場の出入り口は、全て施錠されており、
解錠しない限り、あらゆる意味で完全に通行が不可能である。
条件四。犯行現場の出入り口を、外から施錠する手段は存在しない。
条件五。殺人は人間の手で直接的に行われた。
よって、遠隔殺人装置及び、それに準ずる仕掛けは使用されていない。
条件六。施錠は人間の手で直接的に行われた。
よって、遠隔施錠装置及び、それに準ずる仕掛けは使用されていない。
条件七。生きている人間は、犯行現場内に存在しない。
条件八。左右田鍵
真相は次に述べる十個の条件を、同時に満たす。
条件一。左右田鍵錠の死は、即死である。
条件二。左右田鍵錠の死は、他殺である。
条件三。犯行現場の出入り口は、全て施錠されており、
解錠しない限り、あらゆる意味で完全に通行が不可能である。
条件四。犯行現場の出入り口を、外から施錠する手段は存在しない。
条件五。殺人は人間の手で直接的に行われた。
よって、遠隔殺人装置及び、それに準ずる仕掛けは使用されていない。
条件六。施錠は人間の手で直接的に行われた。
よって、遠隔施錠装置及び、それに準ずる仕掛けは使用されていない。
条件七。生きている人間は、犯行現場内に存在しない。
条件八。左右田鍵
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!丁寧に推理が展開されていく、完成度の高いミステリー作品
主人公のアキラはメグミという女の子と夜の公園で、交互にミステリーの問題を出題しあうというゲームをしている。
この日はメグミが出題する番だった。
彼女はその問題についてこのように語る。
ソウダ・ケンジョウという作家が、密室で死亡した。その真相はある十個の条件を同時に満たす。
そして十個の条件についてメグミは語ります。これがなかなかにやっかいな内容で、アキラは時に質問しながら、推理を披露していくのだけど、次々とメグミによって論破されていってしまう。
私もけっこう考えてみましたが、正直その真相が全然わかりませんでした。
特に十個目の条件を満たすのが難しいんですよね。
「この…続きを読む - ★★★ Excellent!!!真の意味で最も論理的な密室殺人。
いや~楽しかったです!!
待ちに待っためまいさんの最新作は「究極の密室殺人」。細部まで徹底的に作り込まれた論理構造に息を呑みました。
本作で描かれるのは「ぼく」とメグミの知的遊戯。メグミが推理クイズを出題し、ぼく君が解答するというもの。
メグミの出題内容はあらすじにある通り、
「小説家の左右田鍵錠という人物が、密室空間内で死亡した。
真相は次に述べる十個の条件を、同時に満たす……」
というものです。
この問題からぼく君および読者は密室トリックの解明に乗り出すこととなります。
この天野、ミステリ好きの名にかけて、今回は本気で謎解きに挑戦してみました。そして――しっかり…続きを読む