概要
西方浄土ならぬ、東方浄土を目指す浄土ねずみの活躍を読んでください!
時は現代、処は日本列島のどこか。おむすびころりんの舞台、鼠浄土出身のピリリは、薬師如来様が教主をなさる、東海瑠璃光浄土へと上り、瑠璃光の脇侍となるのが夢である。その夢の条件を満たすべく、日本列島を巡り、修業の旅を続けていた。一定の修業の成果を得たピリリは、旅の仲間である烏のせせり、ルンバーン師匠と共に、一時的な帰郷を決める。そして故郷に帰ってみると、故郷はかつてない大異変に見舞われていた。事もあろうに里の三馬鹿が、逗留していた脇侍様の、瑠璃光宝珠を奪ったのである。この薬師如来様への反逆に対し、ピリリは仲間と共に立ち向かう事を決意する。しかし、不当に得た宝珠の力で怪物と化した三馬鹿の力は強大であった。それでも、脇侍を目指すピリリは、逃げずに立ち向かう事を選択するのであった。