概要
幾度となく離れながらも、想いあう神と人の物語。
時は平安、京の都。 類まれな美貌を持って生まれた権門右大臣家の姫・棠棣《はねず》は、許婚である惟征のもとへ出向いた夜、方違えで泊まった屋敷で神を見た。夜刀神《やとの》と名乗る彼の額には小さな角、彼を守るように足元を這うのは白い蛇。屋敷の主である安倍晴明によって相見えたふたりは、反発し合いながらも恋に落ちていく。 そして、ふたりを取り巻く麻多智(またち)、惟征の思い。蝕まれた夜に起こる奇跡。
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