胃がよじれるような脱出行でも犬がいるからきっと大丈夫

迷宮奴隷の少年。仲間を失った冒険者の少女
脱出できなければ長くは生きられない。襲ってくる魔物や大人たち。
胃が捩れそうな状況の中なのに、淀みなく読み進められる。
読者は、右に左に、上に下にと迷宮の中を連れまわされすでに方向感覚もないのだが、きっとくぐり抜けられると信じているのは、ラヴリドが尻尾を振ってくれるからだ。
どんな迷宮にだって、信頼と忠誠を捧げてくれる犬がいるなら大丈夫(だと思いたい)
だって犬かわいい!

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