正義の味方は三時から

　世界征服を狙う秘密結社「楽園の種」とそれに対抗するため秘密時に作られた警察裏組織「鴉」。両者の水面下での殺し合いに巻き込まれるのは鳳凰院薫子、日本の歴史の闇に暗躍してきた鳳凰院流の伝承者だった。
　薫子は依頼を受け、ある学園に転校生として潜入する。相手の霊体を見ることができる霊剣「千年桜」を敵の狙いを探る。
「楽園の種」はネズミを使って都民を大規模に洗脳する計画を立てており、学園はその計画のモデルケースとして作戦が先行されているのだった。
一方、もうひとつの闇の組織、龍王院の伝承者慎二は「鴉」と行動を共にするが、仲間を「楽園の種」のテレパスにマインドコントロールされ殺される。
　ついに「鴉」、龍王院、そして鳳凰院が結託した。
　敵は相手の心に入り込み思うがままに操るテレパス、炎を操る男…続きを読む