概要
魔法の代償は世界が払う。全人類のカロリー、貴金属、子供100人の命。
魔法少女の魔法は、全人類の「承認制」だ。
そして、その代償は世界から「徴収」される。
全人類のカロリー。貴金属。水。
あるいは、無作為に選ばれた「愛し合う夫婦の間に生まれた十歳以下の一人っ子」100人の命。
星付き少女〈バターカップ〉平野優衣は、魔人を倒すための魔法を全人類に要請した。
反対51.195%。否決。
相棒を殺され、強力な魔法を要請する手段まで失った優衣は、最後に自分自身を代償として魔人とともに消えた。
そして次に選ばれたのは、魔法少女に興味すらなかった14歳の妹・平野日和。
「私はやらない」
断るために南極まで向かった日和を待っていたのは、契約を拒めば友人もろとも墜落死する状況と、全人類より日和一人を優先する危険なマスコットだった。
世界は「救え」と言う。
人々
そして、その代償は世界から「徴収」される。
全人類のカロリー。貴金属。水。
あるいは、無作為に選ばれた「愛し合う夫婦の間に生まれた十歳以下の一人っ子」100人の命。
星付き少女〈バターカップ〉平野優衣は、魔人を倒すための魔法を全人類に要請した。
反対51.195%。否決。
相棒を殺され、強力な魔法を要請する手段まで失った優衣は、最後に自分自身を代償として魔人とともに消えた。
そして次に選ばれたのは、魔法少女に興味すらなかった14歳の妹・平野日和。
「私はやらない」
断るために南極まで向かった日和を待っていたのは、契約を拒めば友人もろとも墜落死する状況と、全人類より日和一人を優先する危険なマスコットだった。
世界は「救え」と言う。
人々
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!魔法少女を「社会システム」にした世界
現代ファンタジーというか、魔法少女×社会SF×ミリタリーもの。
魔人と戦う少女たちが国家の特殊戦力として扱われ、魔法を使うための代価は世界中の人間が負担する。さらに強力な魔法になると承認や多数決まで必要になる、という設定がかなり面白い。
設定だけ見ると重そうだけど、主人公のバターカップと監督官イシスの掛け合いが軽妙なので、意外とすんなり入っていける。
そこから実戦が始まると、それまで説明されていた制度や世論がそのまま戦場に食い込んできて、「みんなで支える魔法少女」という言葉が全然違う意味に見えてくるのが良かった。
魔法少女ものの約束事を残しつつ、軍や行政、メディア、一般市民まで含めて一…続きを読む - ★★★ Excellent!!!魔法少女は一人では戦わない。だからこそ、全人類が彼女を殺せる
世界中の人々から少しずつカロリーを集め、絶大な魔法を行使する「星付き少女」。魔法少女と人類が力を合わせて敵を倒す――そんな希望に満ちた構図が、ここまで恐ろしい意味へ反転するとは思いませんでした。
魔法の使用には厳格な承認手続きがあり、戦闘は全世界へ生中継される。そして人類には、命懸けで戦う少女の魔法を多数決で否決する権利まで与えられています。
明るく愛らしい優衣とイシスの掛け合い、国家組織や特殊部隊による現実的な危機管理、容赦のない魔人の恐怖。この落差によって、戦場の緊張感が一層際立っていました。
「星付き少女は決してひとりで戦わない」という言葉が、これほど残酷に響くとは。
なぜ全人…続きを読む