殺人事件と幽霊少女が交差する時、真実がその姿を現わす。

霊感が強い主人公はある雨の日に幽霊の少女と出会う。
奇妙な縁で出会った二人が幽霊少女の死因と向き合う時、物語は動き始め、そして身の回りに起きた事件を解決へと導いて行く。
この作品の全体的なイメージはミステリーの入門書として読者に優しい構成になっている事です。読者には優しくとも被害者はきっちり死ぬので登場人物には優しく無いのかも知れませんが、ミステリーの敷居が高く、なかなか手が出せないと悩む読者には打って付けの作品です。
後半のタイトルにもある憑依探偵シーンでは推理、観察眼の低い主人公に変わって幽霊少女が活躍するのでお楽しみを。話数が多く分けられ、長い印象を受けますが読み出すとその読み易さに驚くと思います。
犯人探しやトリックが気になる人も居ると思いますがそんな気構え無くひとまず読み始めてはいかがでしょうか。
幽霊少女のレイちゃんは幽霊と言うかマジ生前天使です。
今は!?と灰皿が飛んできそうで怖いですが。

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