戦わない、強さ

作者様の意図に反していたらまことに申し訳ないのですが、この物語は、とてもやさしい物語だと思います。
弱く、やさしい人々の、静かにひたむきに戦う姿。
といっても、彼らは戦おうとはしないのです。いや、戦ってるんですけど(笑)
この気持ちを表現するのが難しいのですが、争いを起こさせないように奔走する、戦わない、強さというものがそこにあるように思え、その強さに惹かれます。
現在展開されている最新のお話では、人などちっぽけに思える竜という大きな存在がついにその姿を現し、少しずつ壮大な世界観が垣間見えてきます。
その、大きな大きな流れの中で、小さな小さな人々がどうやって生き抜いていくのか、楽しみです。

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