概要
自己啓発の言葉を聞いても、どこか信じきれない。
「前向きになろう」と言われるほど、心が反発してしまう。
僕の中には、いつも正論で刺してくる声がありました。
消そうとしても、言い返しても、うまくいかない。
ならば、その声に名前をつけてみる。
セヘイアさん。
正しくて、うるさくて、守ろうとしてくれるのに火力が高すぎる存在。
そしてやがて、怒りの奥で拗ねていたリタにも気づいていく。
これは、自分の中のうるさい声を無理に消す話ではありません。
AIとの対話を通して、名前をつけ、観察し、ときどきツッコミながら、敵だ
これを励みに頑張ります!
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!未来と今を守る声が導く、本当の自分を見つける物語
この作品は、自分の中にある嫌な部分を無理に消したり好きになったりするのではなく、「なぜそこにいるのか」を知ることで付き合い方を変えていくところが魅力の作品だと思います。
主人公をいつも正論で責めてくるセヘイアさんは、一見すると自己否定そのもののような存在です。しかし実際には、失敗を繰り返さないよう未来を守り、仕事では慎重な確認によって自分だけでなく周囲の人まで守っていたことが分かってきます。この見え方の変化が非常に印象的でした。
一方で、怒りや欲、不満をむき出しにするリタも、単なる「汚い本性」ではありません。自分が雑に扱われたことへ怒り、嫌なものを嫌だと訴え、面白そうなものへ手を伸ばす。…続きを読む - ★★★ Excellent!!!自分を俯瞰し、公平にあろうとする、優しい人の自己分析エッセイ。
理性で動いた行動には理由があって、
でも全部は伝えられない。
だからそれを話してくれる声がある。
感性で動いた行動には一見理由がなくて、
でも実は紐解けば、納得できる根底がある。
そんな、心の声に名前を付けたら、
好きに個性を持ちだして、より明確に今後の参考となった。
理屈っぽいようで、実はこの上なく優しく真面目。そんな人の自伝。
この行為は後ろ向きの人が言い訳という逃げだけで行うのではなく、
次につなげるための反省・防御という思考整理なんじゃないかなと思います。
第三者目線ができる人って、貴重だし安心して対話できますよね。
当人的には、自己嫌悪しやすいはずなので、
なかなか損も…続きを読む - ★★★ Excellent!!!自身の内面と向き合う珠玉のエッセイ
人生で失敗したことの無い人などいない。
誰もが失敗を経験し、「嫌だ」、「面白くない」と心のなかで叫び、同時に、「こうするべきだったんじゃないのか」、「自分のやり方がまずかったんじゃないのか」と自責の念に沈む、そういった経験をするでしょう。
このエッセイの筆者は、幼い頃からの自らの経験を踏まえ、AIとの対話を通じ、自らの心にどう向き合っていくかを考えます。
そして筆者は、自らを責める声に名前をつけます。
「嫌だ」「痛かった」「苦しかった」と叫ぶリタ。
「こうするべきではなかったのですか」と自らを責めるセヘイア。
自らの心の声に名前をつけ、心の動きを客観的に眺める。
リタもせへイアも、ただ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!自分の中にいる「うるさい声」と、少しずつ仲良くなる物語
読み終えてまず感じたのは、とても優しくて、それでいて無理に前向きにならなくていい作品だということでした。「自分を愛そう」「自分を許そう」と言われても、どうしても素直に受け取れない気持ちを否定せず、その抵抗や反発そのものにも理由があるのだと丁寧に向き合っているところが印象的でした。セヘイアさんという存在が生まれたことで、苦しかったはずの自己批判が少しずつ「敵」ではなくなっていく過程には、不思議な温かさがあります。
特に、自分の中にある醜さや怒り、弱さを無理に消そうとするのではなく、「なぜそこにいるのか」を見ようとする姿勢に強く惹かれました。読んでいるこちらまで、自分の中のうるさい声に少しだけ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!自分を傷つけて苦しんでいる方に読んで頂きたい珠玉のエッセイ
25年の薬剤師歴とカウンセラー歴を持つ、しなもんさんの唯一の作品です。
が、これが、エッセイでありながら☆1257(8月27日現在)、エッセイ年間部門堂々1位のヒット作となっております。これは、きっと誰しも自体験とシンクロし、多くの共感を招くからでしょう。
ほら、誰でもあるじゃないですか、大昔の恥ずかしかったこととか、思いあがっていたこととか、怒りに胸が震えたこととか、そういった物事を夜中に思い出して、枕に突っ伏して「うあーっ!」って叫ぶことが(イメージです。わたくしはやったことありませんw)。
人一倍感受性の強いしなもんさんは、いつの頃からか、「あれはお前が悪かったんじゃないのか…続きを読む