つたない感想ですが書かせていただきます。
私は趣味でやっているラーメン職人であり、また牛丼を愛する者の一人でもあり、そして、この作品の読者としては『無学』も良いところの男ではあります。
先に申し上げておきたいのですが、カクヨムはラーメンフェスであり、またチープな屋台メニューが求められる場であって、料理をやったことのない人間でも、クレープぐらいは焼けないと誰も食べてくれません。
私は納豆牛丼などを作り、6000人を超える人々にそれを食べてもらいました。
それで気を良くして、自分の店を離れてブラついていたら、通りがかりのお姉さんに「あたしの作る物も食べてよ」と声をかけられたのです。これは幸運な事なのかわかりません。それを表現すべき言葉も持たない人間なのです。
それで出てきたのは『カルピスの原液』でした。
頼むから、胃の弱い者でも飲める様に何かで割ってください、と言いたくなるような代物です。実家に日本文学全集があるだけの男に、何て物を飲ませてくれるのか、と思いはしたのですが遅すぎました。
この原液は、これはこれで、恵まれない男に何かを突きつけるだけで、更に厳しい現実を再認識させるだけではないか、というのが最初の感想でした。
とまぁ、こう思い知らされた次第なのですが、白桃の桃缶を全部ひとりで食べたい、という悲しい思い出のある私は、出されたカルピスの原液をいつかは全部飲んでしまうのだろうなと思うわけなのです。
これはテクノの様に、メロディの好みの要素だけを抽出しうるものなのかは分かりません。
構造だけを異世界モノからパクって、それに別の味をつけ、乳化させて「オラ飲め」とか言ってくる作品かもしれません。なぜ豚骨スープにしないのか、と文句を言ってしまうかもしれません。
それでもとりあえず、濃すぎる味に顔をしかめながら、私はこれを最後までちょっとずつ飲んでしまうのだろうな、とそう思うのです。
詩ではない、でも、これは文章なのか?
難解な言葉と理解できない記号やアルファベットが次々に飛び込んでくる。目ではない、直接脳に滑り込んでくるような感覚だ!
冒頭は理解しようと必死に文脈を追った。でも、どこにも説明文がない。あるのは、超絶な比喩と会話文だけだ。
この比喩をどう解釈すればいい。全く解らない。
ここで離脱! 気持ちはそうなのだが、文章で表現する事を趣味にしている何かが邪魔をする。
何かが起こっている。とどまるべきだ。
ページをめくる指先が震える。
脳が悲鳴を上げる。
でも、この先に何かがある。
予感が異次元から這い出してくる。
やがて、歌が聞こえてくる。
考えない。
これは美しい言葉の集合体だ。
意味は理解不能。
でも、リズムは解る。
軽快で心地よい。
言葉の波が次々に押し寄せ離れていく。
その波に揺られているうちに、言葉が繋がってくる。
これは、野良猫が誇り高き姫猫に洗練されていく物語だ。
私にはこう感じられるお話しでした。
たぶん、人それそれ感じ方も解釈も違ってくる気がします。こうだから読んでね。とは紹介できません。
でも、読むことによって衝撃を受けるはずです。これは、自信を持って言えます。
レビューは壊滅的に下手ですが、感情だけで書かせてもらいます…
拝読した瞬間、頭がぱっかーんご開帳!
I've been set up!履き直す雪駄
からんからんと鳴るBAD GIRLの説法
これは……?!
新しい…なんだ。
テンポの良い展開、語感のセンス
文字が言葉がこれでもかとキラキラ輝き
ビジョンが幻想が止まらない。
トー横生まれ、ネオトーキョー育ち。
超感覚言語トランスミッション。
それはヴァンパイヤの性(さが)か?
鬼才故か。
来たる新時代 見えぬ新世界
異端な新世代 浮世なんか待ってない
二〇二六 振り出す双六
斬り伏せる令和の名の下に──
瀬屑アンナ
月光が照らす道を
ひた歩く。
……なにこれ
なまらやばい……。
もっと
読み進めたくなる……!