概要
彼はおそらく、手遅れだろう。
暗闇に覆われた街で白い影に追い立てられる。唯一、自動販売機の光だけが灯っていた。
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- ★★★ Excellent!!!ああはなりたくない
これは似たような経験がある(レビュワーの解釈だが……)
何かの合宿だったか、地方の山中で一夜を明かすことになり、
そこは山の中。街灯もまばらで道もろくすっぽ整備されてないような場所で、
私は一人になりたくて合宿所から出て行った。
そしたら本当に真っ暗で、帰ろうにも自分がいた場所も方向もわからず、
今思えばあの時、思いがけず遭難したのだと思う。
助けを求めようにも、現在の自分の場所さえわからず、暗闇の中でこれはもうダメかと思ったら……
そこに自販機があったのだ。
なぜか心底安心した記憶がある。財布も持ってなかったので、買うものもなかったが、
虫のようにその灯りに引き寄せられて、私は一夜を…続きを読む