概要
「咖哩は飲み物」のアホ時代小説(※茶の湯でカレーを飲みます)
千利休が太閤秀吉から死を賜った際、茶の湯は禁じられた。しかし太閤が薨ずると、諸大名は茶に代わる飲み物を茶に見立て、茶の湯を復活させた。
水でもなく酒でもなく、ごくありふれた、しかし如何様にも手間を尽くし味わいを変えられる、香気あふるるその飲み物は――。
時は流れて江戸初期。関東の小藩・福羽藩に仕える獅子浦 璃々江(ししうら りりえ)は、家老から上意討ちを命じられる。討つべき相手は、藩きっての剣の遣い手・武林。彼は、璃々江のかつての師であった……。
※本作は、自主企画『小説書き出しだけ選手権』
https://kakuyomu.jp/user_events/16818792436265532011
に参加するため(だけ)の作品です。
時代物を書いてみたかったので、その練習として書
水でもなく酒でもなく、ごくありふれた、しかし如何様にも手間を尽くし味わいを変えられる、香気あふるるその飲み物は――。
時は流れて江戸初期。関東の小藩・福羽藩に仕える獅子浦 璃々江(ししうら りりえ)は、家老から上意討ちを命じられる。討つべき相手は、藩きっての剣の遣い手・武林。彼は、璃々江のかつての師であった……。
※本作は、自主企画『小説書き出しだけ選手権』
https://kakuyomu.jp/user_events/16818792436265532011
に参加するため(だけ)の作品です。
時代物を書いてみたかったので、その練習として書
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!本当の喜劇は真剣勝負から
本格派の時代劇であることは間違いありません。
主人公と元師範の間で繰り広げられる、重厚で骨太な物語。
そこに、この時代の文化を象徴する「茶の世界」が美しく絡み、数奇な運命の中で“道”を極めようとする登場人物たちが、実に魅力的です。
文体もまた落ち着いていて、大人の空気をしっかりと漂わせている。
……それは、そうなのですが。
なぜでしょう。
どうしても プッ と吹き出してしまう、この独特のセンス。
重厚さと品格を保ったまま、絶妙な角度で差し込まれるユーモア。
はっきり言って、このノリ――大好きです。
そして読み終えたあなたは、きっとこう思うはず。
「明日は珈喱を食べ……………続きを読む