概要
ショタ・ミーツ・ギャル。クリーチャー化した付喪神を従える異能バトル!
ひと気のない路地で、人知れず、ひとりでに鳴る公衆電話。服飾ファッション科へ通うギャル、天縫纒子は、好奇心に駆られてその受話器を取った。
それが、ミミックの擬態した姿とも知らずに。
かつて付喪神と呼ばれたものが、この大量消費社会に適応して人喰いの怪物と化した。道具に擬態して人間を狩る、ミミックとして。
凶暴化した公衆電話、間一髪のところで纒子の前に現れたのは、ランドセルから兵士を生やす男の子。軍火部佑々だった。
ランドセルの兵士を“ギリー・ドゥ”と呼び、シャーペンにリコーダー、学業道具を武装化して公衆電話を破壊した佑々だったが、残骸から染み出したミミックの原型、黒い泥の塊は、纒子が愛用する裁縫箱へ潜り込んでしまう。
佑々は言った。
「ぼくのせいだ。おねえさんを、ミミックの飼い
それが、ミミックの擬態した姿とも知らずに。
かつて付喪神と呼ばれたものが、この大量消費社会に適応して人喰いの怪物と化した。道具に擬態して人間を狩る、ミミックとして。
凶暴化した公衆電話、間一髪のところで纒子の前に現れたのは、ランドセルから兵士を生やす男の子。軍火部佑々だった。
ランドセルの兵士を“ギリー・ドゥ”と呼び、シャーペンにリコーダー、学業道具を武装化して公衆電話を破壊した佑々だったが、残骸から染み出したミミックの原型、黒い泥の塊は、纒子が愛用する裁縫箱へ潜り込んでしまう。
佑々は言った。
「ぼくのせいだ。おねえさんを、ミミックの飼い
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