ある日、異能の力を得る代わりに、体が徐々に異形化してバケモノになる“エボルシック”という病気を発症した主人公。
強制的に連行された収容所では、現代社会の"普通"は通用しない。
徐々に変化していく自分自身に戸惑いつつも、主人公は残酷な収容所の生活に染まっていく。
第1話を読んで、設定が面白く感じ、気付けば最新話まで読み終えていました。現代ファンタジーであると共に、人間でなくなっていく様が恐ろしく、ホラー小説としても、優れている小説だと思いました。
同時に、悲惨な状況にありながらも、前を向いているようにも見える登場人物たちを愛おしく感じました。
主人公にこれからどのような試練が待っているのか。どのような出来事が待っているのか。最後に、主人公はどうなってしまうのか。
現時点で登場しているキャラクターたちの未来と共に、気になって仕方がありません。
完結まで目が離せそうにない小説でした。