祓い屋さんは土地神さまを「シメ」てやりたい　～弧乃渡真名子の酔いどレシピ～

料理を題材にしている異世界作品はあれど、実際に他サイトに写真付きのレシピを載せているのは見たことがなかったです。

その手間を考えると敬服に値します。
凄い、素晴らしい、ブラボー。

腹が減っている時に読むと、食べたくなります。
レシピの写真を見るとさらに美味しそう。

これから、どんな料理が出てくるのか楽しみです。

狐乃渡真名子（このわたりまなこ）は強力な祓い屋だが、生活のためコンビニでバイト中。さらに、幼女の姿で正体は土地神、しかも大酒飲みの鴉魅（からすみ）と暮らしている。

料理が得意な真名子はいつも「シメ」を作るのだが、ここが本作のポイント。
作り方が詳細に書かれており、さらにクックパッドでレシピを紹介しているのだ。

真名子と鴉魅たちのハードなのに愉快な日々を楽しみつつ、おいしい料理も楽しめる。
一話で二度おいしいストーリーを、ぜひ味わってほしい。

東京と埼玉の県境、雑居ビルの三階にあるのは「狐乃渡零細会計事務所」だ。
ここにいるのは、祓い屋にして夜間コンビニバイターである『弧乃渡真名子』と、式神にして酔っ払い幼女の『鴉魅』である。

（前に祓い屋の仕事したのいつぐらいだっただろうか？）

という最もな疑問はさておき、バイト帰りの弧乃渡真名子にはもう一つ仕事が待っている。
祓い屋仕事で契約している鴉魅を『満足』させなくてはならないのだ。

「私、鴉魅さまのこと好きですから。性的な意味で。」
「……ワシも救ったのも体が目当てなのか？」

こうして、弧乃渡真名子はいつも酔いどれな式神のために、「シメ」の料理を振る舞うのである。
ビジネスパー…続きを読む

小説と連動して作中レシピをクックパッドに載せるというかつてない企画性に惹かれる。
実在性の薄い異世界グルメ流行りのweb小説界で、リアルなグルメがどこまでやれるか見届けていきたい。

楽しく読める作品だと思います。


全体的な構成や描写もバランスが取れていると感じます。


読者の皆様にぜひお勧めしたいと思います。

面白かったです！

真名子と鴉魅のやり取りがユーモラスで温かく、キャラクターの個性がよく伝わってきました。祓い屋という設定と、古くからの土地神が現代に式神として共に暮らすという独特の世界観も魅力的でした。特に、味噌ラーメンの細かい描写がリアルで、物語に深みを与えていて印象的でした。

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