概要
ルール:知ろうとしてはいけない
妻とやがて生まれてくる子どものために、死体運搬の仕事を再開させる哲矢。哲矢が運んだ死体を手際よく始末するのは、謎につつまれた清掃業者――彼らは知ろうとしてはいけない存在だったのだ……。
鍵崎佐吉さん主催「現代怪異創作祭」応募作。
鍵崎佐吉さん主催「現代怪異創作祭」応募作。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!好奇心は猫を殺す
人の死体は、普通は葬儀の後、火葬場で焼く。
ところが、この物語の主人公は、死体を死体袋に入れて、山中のとある場所に運ぶ。それが仕事だ。
報酬はかなり良い。彼らは煉瓦造りのその建造物の前に袋を置いて、ファスナーを開け、2時間後に空の袋を回収すること以外、何も詮索してはいけないと云い含められている。
ここまで読んだだけでもでも不穏な雰囲気だ。読者はこの不穏さに引き込まれる。
死体はどんな方法で処理されているのか。
何故その場所に死体を置くのか。
何故ファスナーを開けておかなければならないのか。
物語の後半、一気にその謎は解明されて行く。
果たして、真相は!
それを知った時、知ろうとし…続きを読む - ★★★ Excellent!!!この先、絶対に怖い展開が待っている。でも、バッドエンドは不可避なのか?
「怖いもの見たさ」、まさにその感覚を満たしてくれる作品でした。
主人公の哲也は、兄貴分である大東に言われ、「ある仕事」をこなすことになる。
もちろん非合法なもの。「死体袋」をある場所に運んでいき、しばらくしてから「中身」が空っぽになっているのを見届ける、というもの。
要するに、とある場所にいる「清掃業者」のもとへと遺体を持って行き、それが処理されるようにする。
その上で、禁止ルールが設定されています。「清掃業者の姿を見てはならない」と。
明らかにダークな世界観。「清掃業者」とは一体何者なのか。もしも、禁忌を破って姿を見てしまったらどうなるのか。
本作はじわじわと来るよ…続きを読む